Saturday, December 30, 2006

I wish you a HAPPY NEW YEAR !

今年4月24日にNPO法人 Lingua Akademeia を設立し、新しい年を迎えようとしています。この7ヶ月間いろいろな方々に大変お世話になりました。ありがとうございました!来年も是非宜しくお願い致します!実は私は来年年女です!いつもはイノシシの如く猪突猛進な私ですが、来年は『TEEメソッドを広く社会に発信する』という願いに向かって一直線に邁進して行く覚悟です。引き続き皆様のご支援、どうぞ宜しくお願い致します。


来年1月限定で、ご好評頂いている『英語で料理レッスン♪Cookinglish♪』を木曜日の午前中10:00~12:30にも実施させて頂くことになりました。実施日は、1月11日、1月25日です。

1月実施予定日『英語で料理レッスン♪Cookinglish♪』
○第2土曜日 15:30-18:00 ⇒1月13日
○第4月曜日 19:30-22:00 ⇒1月22日
○木曜日<1月限定>10:00-12:30 ⇒1月11日、1月25日
 ※毎月第2土曜日、毎月第4月曜日に実施しております。
 ※費用は各回¥3150で、材料費込みとなっております。
 ※乳幼児同伴OKです。お気軽にご参加下さい。


それでは、良いお年をお迎え下さい。
I wish you a HAPPY NEW YEAR.


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Monday, December 25, 2006

子どものクリスマス・パーティ

Merry Christmas
Joyeux Noel

メリークリスマス!!素敵なクリスマスを過ごされていますか?


さて、先週末、2つのクリスマスパーティを企画していましたが、私が風邪を拗らせ、気管支炎になってしまったもので、急遽、大人向けパーティは中止にさせて頂き、子供たちのクリスマスパーティのみを開催しました。

当日のプログラムは、まずパーティ・ゲームとしてお馴染みの「donkey tail」からスタート。このゲームは、欧米版「スイカ割り」と言えるかもしれません。壁に尻尾が無いロバ(donkey)の絵を貼っておきます。プレーヤーは目隠し(blindfolder)をして3回まわってから、手に持ったロバの尻尾(donkey tail)を尻尾が生えているところに一番近くに付けられた人が勝ちというゲーム。子供たちはもっと張り切ってこのゲームに参加すると思っていたのですが、私の予想は見事に裏切られ・・・「やりたくないっ!」と参加しなかった子もいたほど・・・。

「donkey tail」が不評だったので、予定していた時間を切り上げ、早めにクリスマス・カード作りに取り組みました。クリスマスのスペシャル・ボキャブラリーとして、以下の単語を学んでから、それらの塗り絵に色を塗り、カードに張ってもらいました。

学んだクリスマス・ボキャブラリーは↓
Christmas tree・・・クリスマス・ツリー
Santa Claus・・・・・・サンタクロース
reindeer・・・・・・・・・トナカイ
stocking・・・・・・・・・靴下
candy cane・・・・・・
sladge・・・・・・・・・・・そり
bell・・・・・・・・・・・・・鈴、ベル
snow man・・・・・・・雪だるま

今年は立体クリスマス・カードに挑戦です!それぞれ真剣にオリジナリティ溢れるカードを作り始めました。隣のお友達とおしゃべりもせず、かなりの真剣モードに。どうやら私の生徒は皆小さなアーティストの卵のようです。

さあ、その後はお待ちかねのケーキ・タイムです。ストロベリーたっぷりのケーキとマロンのブッシュ・ド・ノエル!! ケーキの上に載っている砂糖菓子のサンタやお家などは、皆でジャンケン争奪戦となりました!

大勢の子供たちが参加するパーティは、準備や当日の運営が大変ですが、彼らの喜ぶ笑顔を見るとまた頑張ろうと思えるから不思議です。パーティで作り終えなかったカードは、お家で仕上げて飾ってくれたかな?



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Thursday, December 14, 2006

素晴らしきかな人生 ~It's a beautiful life~

今日はお教室の日。生け花をされている生徒さんから嬉しいお花のプレゼントを頂きました。しかも、私のお気に入りの花器にクリスマス・バージョンで生けて下さいました!真紅のカーネーションがクリスマス気分を誘います。早速、事務所の玄関に飾らせて頂きました。 こんな感じです↓写真をUPしてみました。





















さて、午前中の授業の後は、県の生涯学習センターへ講師登録へ行って来ました。先日、PTAでお話させて頂いた際に、『県の生涯学習課に講師登録されたらいかがですか』とご提案頂いたのです。何でもPTAの役員の方々は、生涯学習課に問い合わせて、講演していただけるような講師の先生を探されたとのこと。しかし、講演内容が難しそうなものばかりで、「この先生にお話して頂こう!」というような適当な方はいらっしゃらなかったそうです。私に講演のお話が来たのは、役員のお一人をよく存知上げていて、PTA総会などで講演したいと以前私がお話したことを覚えていて下さったからでした。

生涯学習センターで対応して下さった女性が『あの、このパンフレット、私が行ってる美容室に置いてありました。興味があったので1部頂いて読ませて頂きました。』と仰るのです!
そうなんです。京成百貨店の向かい側にある美容室 Hair Clear にパンフレットとチラシを置かせて頂いています。実はそちらは私が月1回ペースで通っている美容室なのです。
本当に何処で当法人のパンフレットやチラシを手に取って頂けるか分かりませんね。こうやって少しずつ Lingua Akademeia の事業や活動が広まっていけば良いなと思っています。

今日の生徒さんからのお花のプレゼントといい、私の行きつけの美容室でgetして頂いたパンフといい、色々な方々の思いやりとご好意に支えられていることを実感させて頂いた1日でした。
映画のタイトルではありませんが、「素晴らしきかな人生」という感じです。確かオリジナル・タイトルは「It's a beautiful life」でした。



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Wednesday, December 13, 2006

小学生で学ぶ英語 <スポーツ編>

今年の風邪は長引くとのことですが、その通りです。私が風邪をひいて今日でかれこれ10日ほどになります。せきと微熱、おまけに声はダミ声...ずっと体調が優れず、気力もない状態でしたが、今日当たりから体調もなんとか持ち直しつつあります。

今年の夏、私は『子育てママのバイリンガル育成講座』というタイトルで講演をさせて頂きましたが、その場にご参加頂いた方より今日お電話を頂きました。その方は小学校のスクールボランティアをされている方でした。「実は、今日お電話したのは・・・」とお話された内容は大体以下のようなものでした。

「ボランティアされていらっしゃる小学校へのALT(外国語指導助手)の外国人の先生は、訪問の度に覚えたての日本語を使いすぎる。授業内容もずっと『自己紹介』ばかりしている。次回は、スポーツに関する内容で授業をすることになっているが、私の方からも内容を提案したい。スポーツでは、どんな単語を教えたら良いでしょうか。」


年間回数も学校の方針もよく分かりません。そこで、通常私が小学生に教える際に、教えるスポーツをご紹介しました。全て絵カードにしているものです。
この場でもご紹介しましょう。スポーツは、英語を取り入れたものも多いので、子供たちも比較的覚え易いと思います。

① baseball, soccer(football), tennis, table tennis, badminton, basketball, volleyball, softball

② kendo, judo, gymnastic

③ marathon

④ ski, skate, jump rope

①グループのスポーツは、Playという動詞をつけて、「~する」と表現します。例えば、Play baseball で、「野球をする」となります。
しかし、②グループは、Practiceという動詞を付けます。Practice kendoで「剣道の稽古をする」という意味になりますし、Practice judoで「柔道をする」、Practice gymnasticsで「体操をする」になります。
最後に③のmarathonですが、run a (the) marathonで「マラソンする」と言います。
④グループは、そのままで名詞と動詞を兼ねるので、何も付ける必要がありません。ski 「スキーする」、skate「スケートする」、 jump rope「縄跳びをする」となります。



更にそのスクール・ボランティアの方がこう続けられました。
「学年毎の到達目標とか、各学年で学ぶ内容を纏めたものって無いんでしょうか?」

実はそれが、私が教員研修でご紹介したいことなのです!学年毎の単元構成と内容、そして、それらを定着させるためのアクティビティなどです。このような実践的な内容の英語教育本って、実は有る様で無いんですよね。とても残念なことなのですが...



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Saturday, December 09, 2006

クリスマス パーティ ☆ Let's throw Christmas party!

最近、風邪が流行っているとのことですが、私はマタマタひいてしまいました。
最近、以前にも増してよく風邪をひいています。ノロウイルスなんていう感染症も流行っているといいますし、今年も残すところ後22日です。体調管理万全で参りましょう!

さて、昨日で『行列ができる小学校英語講座』が終了しました。2ヶ月半に渡る全5回シリーズでした。
小学校英語で基本となる単元構成やプログラム、実践的なゲーム、そして英語を英語を教えるための「教室英語 Classroom English」など、一通りご紹介させて頂きました。
「とても楽しかったです。いろいろ教えて頂いて、ありがとうございました。」と喜んで下さいました。私としても、教育現場に立つ先生とお話させて頂くことがとても刺激になりました。ありがとうございました。


当法人主催の語学スクール「寺子屋」の生徒さんを対象に、クリスマス・パーティを開催させて頂くことになりました。12月22日に決定しました!どちらのパーティも、既存の生徒さん以外の方々もご参加頂けます。ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

子供たちのクリスマス・パーティ 
12月22日(金) 16:30~18:00 (会費¥500)

大人のクリスマス・パーティ  
12月22日(金) 20:00~24:00 (会費¥2000)


ちなみに、「パーティを催す、開く」は、英語では以下のように言います。 是非、この時期に積極的に使ってみて、自分のものにして下さい。
throw [give, have, hold] a party (for ...):(…のために)パーティーを催す


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Monday, December 04, 2006

講演会『子育てパパ・ママのバイリンガル育成講座』

今日は、先週末に開催された小学校のPTAでの講演会のお話をさせて頂きます。(関係者の方々、またびっくりさせてしまったかもしれませんね。ご免なさい...)

今回は初めてのPTAでの講演でした。『子育てパパ・ママのバイリンガル育成講座 ~国籍や言語、文化を越えて~』というタイトルでお話させて頂きました。難しいことを話すのかと思っていらした方も多かったようです。しかし、『楽しく分かり易い内容で参加して良かったです』との感想を多く頂きました。

講演終了後は、なんと花束まで頂いてしまいました!講演後にお仕事が入っていることを事前にお話していたので、バスケットに入ったお花を頂いて感激です。そのお心遣いにとても温かいものを感じました。講演会ではデジカメではなく、普通のカメラで撮影しましたので、まだ写真はご紹介出来ません。代わりに、頂いたお花のアレンジメントがとても素敵なので、その写真をアップしますね。



















講演終了後は、ご参加頂いた皆様と一緒に昼食を頂きました。 食事しながら英語の話から昨今の「いじめ問題」まで話題が広がりました。「国籍や言語、文化を越えて、自由にコミュニケーションできるように」する為に、私は英語で擦り合わせ出来るコミュニケーション能力を磨く重要性をお話させて頂きました。コミュニケーション能力が磨かれれば、もしかすると「いじめ」の問題を解決できるのかもしれないという思いがこの時ふっと頭を過ぎりました。NPO法人Lingua Akademeiaが目指すところは、コミュニケーション能力の向上なのかもしれません。


さて、ここで頂いた感想の中からいくつかご紹介します。ご参加下さった殆ど全員の方々がアンケートにご協力下さいました。率直な感想をたくさん書いて下さり、本当にありがとうございました。

■中学から大学2年まで8年間英語を学びましたが、聞き取れない話せない...。日常で英語を使うことがどれほど大変か、と思っています。実際、今日の日用品を英語で何というのかという質問にも、半分以上分からず、原因はそんなところにあるのだろうなと感じました。

■身近な英語を全然知らなかった事がちょっとショックだった。知らない言葉の方が大切だったりと、教育とのギャップを感じた。学生時代、英語の授業はとてもつまらないものだった。そのために興味も湧かず、ただテストと受験のために...という感じだったけれど、今回のような授業を子供が体験できたのなら、楽しく英語に取り組めるのではないかと感じた。

■大変、勉強になりました。うちの子供は4才の頃から英語教室に通っていますが、日常生活の会話は話せないと思います。今まで何の為に...と思っていましたが、今日、先生の話を聞いて、納得した様な気がします。

■小6年の息子がいますが、英語に関しては学校でしか学んでいません。最近、中学に入学してから大丈夫なのか心配でしたが、先生の話を聞き、安心した面もありました。日常生活の中で取り入れる英語‘なるほど~’と思いました。とても聞きやすく、飽きのこない話で、とても楽しかったです。



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Thursday, November 30, 2006

初めてのCookinglish♪英語で料理レッスン♪

さて、今日は初めての「英語で料理レッスン♪Cookinglish♪」の日でした。
メニューは、Provence-style Tomatoes stuffing(プロバンス風肉詰めトマト)でした。これは、フランスの伝統的な家庭料理です。ちなみに、フランス語名は、Tomates farcies a la provencale (プロバンス風トマトのファルシー)です。


この料理のポイントは、「Watch careful to keep their shapes. (トマトが型崩れしないように気を付けて)」という事でした。↓いくつかお鍋からお皿に盛り付けたところです。トマトの底が鍋の底に焼き付いてしまっていました。













お皿に盛ると...あらら...トマトは花が咲いたように広がってしまいました。本当は、肉詰めトマトだったんですが...。



















どうやら問題は火加減だったようです。弱火でトロトロ25分ぐらい蒸し焼きにするのがベストだったのですが、使用したガスコンロは微妙な火加減ができず、弱火にしてもかなり火力があったようです。 でも、味はFantastic!パセリを混ぜ合わせたライスとの相性も抜群でした♪


せっかくですから、今日のレシピからためになる英語表現をいくつかご紹介します!

みじん切り・・・fine chopping
~をみじん切りをする・・・chop ~ finely
~の水をきる・・・drain the water from ~
~を蒸し焼きにする・・・bake~in a casserole


計量スプーン(measuring spoon)は下記のような言い方が一般的です。
小さじ2・・・2 spoons
中さじ2・・・2 teaspoons
大さじ2・・・2 tablespoons

生徒さんと楽しくCookinglishを楽しむことが出来ました。
今日はお料理中は「先生だけが英語で話していた」みたいです。 (生徒さん談)
でも何度か回数を重ねる度に、生徒さん同士も英語だけでお料理できる日がきっと来ると信じています。少しずつ使える表現を修得、いや、体得して行きましょう!


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Thursday, November 23, 2006

『ローマの休日』 オードリー・スタイル英会話

このところ季節の移ろいにかなり鈍感になっていました。私が新しい企画に懸かりきりになっている間に、街はもうすっかりクリスマスの装いではありませんか!? 早速、明日にでも事務所にクリスマスのデコレーションをしなくては。


私が懸かりきりになっていた新しい企画をご紹介しますと...

ひとつは、映画で英会話を学ぶ講座が某カルチャーセンターで来年の4月からスタートすることになりました。タイトルは、『ローマの休日』オードリー・スタイル英会話 にしようと思っています。このタイトルいかがですか?講座の内容はこのタイトルでお分かり頂けたかと思いますが、あの名作『ローマの休日』から日常会話をマスターしようというものです。詳細が決定次第、ブログでもご紹介致します。

そしてもうひとつは、子ども向けのCookinglish(クッキングリッシュ)講座の開講準備です。何度もこのブログでご紹介してきた「英語で料理レッスン」ですが、当法人ではこれをCookinglish(クッキングリッシュ)と呼んでいます。Cooking(料理)とEnglish(英語)組み合わせた造語です!
実はこの講座、当初は大人のみの企画でしたが、「子どもたちにこそ、料理を介在にして生きた英語を学んで欲しい」という想いが私の中で日に日に大きく膨らんでしまいました。しかし、子ども向けのCookinglishは、お子さんと保護者のペアでご参加頂くことになり、参加者は単純計算で2倍になるわけです。とてもウチのお教室に入り切れません。かと言って、参加費や月謝が発生するものは、公民館などの公共施設では調理室は貸して頂けません。どうにかならないかと思案していたところに、今度は別のカルチャースクールがこの企画に興味を持って下さり、こちらは来年の1月からスタートできるように話を進めている段階です。こちらのタイトルは『ママと一緒に英語で料理♪Cookinglish♪』にするつもりです。こちらの方も、詳細が決まりましたらご案内させて頂きます。


さて、そして1週間後には、小学校でのPTA総会の講演を控えています。通常は学校の先生方や英会話講師の方々の研修をさせて頂く機会が多いのですが、今回はPTA総会ということで、家庭での英語教育についてお話させて頂こうと考えています。大切なことは、適切な時期に適切な方法で英語に触れさせることです。それは例えば、百合は球根だけでは花を咲かせることは出来ません。そこには、日光や水、そして土、適切な温度、肥料などの条件が揃わって始めて、百合の球根は芽を出し、成長し、やがては美しい百合の花を咲かせることが出来ます。子どもの英語教育も同じではないでしょうか。球根に水をやり過ぎても根腐れして枯れてしまいます。子どものなかに元々備わっている語学の能力をどうやって引き出すのかを問われているように思うのです。



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Sunday, November 12, 2006

『英語ビデオ漬け 気をつけて』 言語聴覚士の見解

今日の朝日新聞に気になる記事が掲載されていました。その記事には『英語ビデオ漬け 気をつけて』というタイトルが付けられていました。

言語聴覚士の中川信子氏によると、「ことばが遅くて心配」と相談に来られる2歳くらいのお子さんが、赤ちゃんのときから英語教材のビデオ漬けだったという例を見聞きすることがあるそうです。赤ちゃんがどんなふうにことばを学んでいくのか、今だ解明されていないということですから、その因果関係は証明できてはいないとのことですが、私は少なからず影響を及ばしているのではないかと思っています。

実は、私がフランスに留学していた際に、母国語も第二外国語もどちらも中途半端になってしまったバイリンガルを何人も見てきたからなのです。特に香港出身の留学生にその傾向が強かったような気がします。
香港出身の留学生たちと英語で話していた時、その稚拙な表現と語彙力の無さに、私はきっと中国語の方を母国語にしているに違いないと思いながら「あなたたちの母国語は何?」と質問してみました。すると「英語だよ。」という返事が返ってくるのです。「英語なの?」と聞き返す私に、「でも、中国語も同じくらい話せるけどね。」と言うではなりませんか。
確かに、彼らの英語は日常生活には事は足ります。でも、これだけでした。もっと情緒的な表現を使って、臨場感を出したりする、そんなコミュニケーション力が全く無かったのです。

この記事の中で、中川氏は次のように述べています。
・・・子どものことばの発達を20年近く見てきた立場で言えることは、ことばはテレビやビデオからではなく、生身の人間との実際のやりとりを通じて身についてゆく、ということです。英単語を覚える前に育てておくべき力があります。それは、人と気持ちを通わせ、コミュニケーションできること。

中川氏は私の代言者のように感じてしまいました。私が提唱するTEEメソッドとは、正にその事なのです。『五感を使って、意識を伝え、言葉に結ぶ』TEEメソッドとは、真のコミュニケーション能力を育てる方法でもあるのです。

子育て中の親御さんは、我が子の英語教育について不安なことも多いかと思います。しかし、まずは、お子さんが日本語で自分の気持ちをきちんと伝えられるようになってから、英語に触れさせてもよいのではないでしょうか。まだ何も話すこともできない赤ちゃんのうちから、英語のビデオをかけっぱなしというような過激な早期英語教育は中途半端なバイリンガルをつくってしまうことにもなりかねません。



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Saturday, November 11, 2006

英語をもっと身近に感じるために

最近、朝夕は肌寒くなってきましたが、日中は11月とは思えない暖かさですね!そんな気温の変化に身体がついていけなかったのでしょうか。昨日から、ちょっと風邪ぎみです。

さて、今月に入ってからというものずっとある想いに取り付かれてしまっています。それは、「どうしたらもっと英語を身近に考えて頂けるか」というものです。英語って難しい。そう勘違いされている方が殆ど何ではないかと思います。多分、学生時代に学校で英文法をさんざん遣らされてきたからではないでしょうか。

先日、福祉専門学校で看護学を教えている友人と話をしていた時、私が「看護師にも英語って必要よね。以前、企業で働いていた時に、同僚の外国人が肺炎になって入院することになって、付き添いで行った私に『熱は何度ですか?』とか『おしっこは何回出ましたか?』というような質問リストを英語で書いて欲しいって看護師さんたちに頼まれた事があったの。医療英語なんてどうかしら?」と言うと、彼女は「私は英語って聞いただけで拒否反応が出ちゃうの。本当は必要なんだけどね。」と、さも嫌そうに苦笑いしていました。

そんな呪縛から解放されることは出来ないものか。で、最近、その突破口のひとつだと確信しているのが、何度も言っておりますが、「料理で英語レッスン」なのです! 実際の生活の中から、英語表現が生まれてくるので、とても自然に英語が身に付きますよ。
ということで、今月からウチの日常英会話コースに、「料理で英語レッスン」を定期的に取り入れることにしました。その様子は今後ブログでもご紹介して行きます。その際は、作った料理の英語レシピも一緒にブログにアップしたいと思います。
12月には、小学3年生~中学生を対象とした「ママと一緒に料理で英語♪」も企画しております。

「料理で英語レッスン」にご興味をお持ちの方は、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。



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Saturday, November 04, 2006

思わず手にとるチラシの作り方

最近、ブログの更新が滞っております。最後に更新してから、早一週間...! さすがに「そろそろ何か書かなくちゃ...」とパソコンに向かっています。

つい先日水戸市教育委員会生涯学習課がNPOやボランティア団体を対象に企画した講座『もっと行列ができる講座と思わず手に取るチラシの作り方』に参加してきました。
講師は、東京都大田区にあるNPO法人男女共同参画おおたの理事、牟田静香さん。彼女の枕詞は『企画した講座申込倍率3.3倍を誇る』なのだそうです。

私は語学コンサルタントですが、開催する講演会や講座のチラシも自分で作ります。高校生までは本気で画家を志していたこともあり、パンフレットやチラシの色合いや構図を考えたりするのは結構好きなのです。

実は、今年の2月に同講師の「行列のできる講座」に参加し、今回は好評に付き第2弾ということでした。今回の目玉は「あなたのチラシ分析」。講師に自分で作ったチラシを分析して頂けるのです。
早速、NPOを設立してからこの半年余りに実施した講演会や講座のチラシ、そして今後開催予定の講座のチラシを持っていそいそと出掛けて行ったわけです。

多くの参加者を集客し、満足して頂ける講座を提供するためには、「講座のタイトル」「講師選択」「チラシの作り方」そして「広報戦略」などを工夫が不可欠であることを再認識しました。

さて、私のチラシの分析結果は... 前回の講座で教えて頂いたチラシ作りのノーハウをそのまま適用したチラシでしたので、3枚中2枚はお褒めの言葉を頂きました。問題は最後の1枚です。
ブログでも散々書いてきた「ちょい不良オヤジの英会話術」という講座のチラシです。『タイトルが捻り過ぎです。』と言われてしまいました。タイトルに流行語をパクルのがいいって前回教えて頂いたはず、と思っていましたら、『このタイトルだと‘ちょい不良オヤジ’世代が集まらないんですよ。』とのことでした。既に経験済みでいらっしゃいました。

という訳で、タイトルを変えて来年1月より4回連続講座として実施することになりました。チラシも作り直しです。折角、チラシ分析もして頂いたし、チラシ作りの講座に2回も出席させて頂いたので、皆様が思わず手に取るチラシを作ってみせます!



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Wednesday, October 25, 2006

Culinary skills (料理の才能)

最近、偶然にも数名の生徒さんから、『英語で料理レッスン』のリクエストを頂きました。実は、これ、以前から企画だけはあったのです。前にブログでも紹介させて頂いたので、覚えていらっしゃる方もいらっしゃるかも知れませんね。

「これって共時性?!」っていう程、『英語で料理レッスン』が話題に挙がったので、私も一気にやる気になりました。今後、月1回ペースで実施させて頂こうかな・・・と思っております。

実際に作るお料理も、洋食にするか、それとも和食にするか・・・検討中です。
お料理のインストラクションはもちろん私は行いません。 残念ながら私は、‘culinary skills(料理の才能)はあまり持ち合わせていないようなので・・・。 その代わり、お料理を作る前に料理英語をレクチャーをさせて頂き、お料理中も学んだ料理英語が身に付くようなフォローをさせて頂きます!

イギリスで暮らしていた時、友人、知人を招いて日本料理でもてなそうと、張り切って色々作ったことを思い出しました。天ぷらや煮物、巻き寿司などです。イギリスでは新鮮な魚は殆ど手に入らないので、食材探しにかなり苦労しました。しかし、そんな苦労も彼らの『Looks all right.という一言で一気に萎えました。見た目は大丈夫そうよ。・・・日本語にするとそんな感じでしょうか。

それに引き換え、フランス留学時代は、友達のフランス人たちから「日本食の作り方を教えて!」というリクエストが結構来たものです。フランス人は食に対してかなり貪欲なのです。しかもフランスでは、魚介類も豊富で新鮮なものが手に入ります。本来の日本食に近いものが再現できたはずだと当時を振り返って思います。

同じヨーロッパでも、お国柄によって、食に対する態度も様々で面白いものですが、実際にレクチャーする時はなかなか上手く説明できずに困ってしまいます。それは、「ゆがく」や「みじん切り」などの表現を知らなかったからです。何か指示する時は、英語でもフランス語でも「こんな風にするのよ。」と言いながら実際に遣って見せることしかできませんでした。きっと同じような経験をされた方も多いのではないでしょうか。

そんな歯痒さから『英語で料理レッスン』を実施することになりました。痒い所に手が届くような使える料理英語をマスターしましょう!

日程などの詳細が決まり次第、ホームページにもupします。ご期待下さいね。


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Thursday, October 19, 2006

英語と人権・・・?

12月に小学校のPTA総会で講演させて頂くことになりました。今日の午後は講演内容についてのミーティングでPTA役員の方が事務所にお越し下さいました。今回は、英語教育についてだけでなく、人権についてもお話させて頂くことになりました。

英語と人権・・・?一見、関連性がないように思いますが、国際理解という観点から見てみると、いろいろと面白いお話が出来そうです。

私たち日本人は、欧米人に対して何処かで劣等感を持っているのではないでしょうか。ある方は「それはこれまで日本が欧米の良いところとか見てこなかったから」と言います。またある方は「外見的に勝てないですよね。」と言われます。

私はフランスに留学していましたが、そのお話をすると、必ず誰かが『おフランス』という言葉を口にされたりします。その言葉からも、フランスは日本より上に置かれているような感があります。

外国人が日本人についてコメントする際、よく言われることの一つに「日本人は自分の国や文化に対して誇りや自信を持っていない」というものがあります。欧米の人々の多くは自分の国を愛しています。それに対し、日本人は欧米文化への憧れが強く、自国の文化の素晴らしさにはなかなか気付けないのかもしれません。

しかし、実際には日本文化が国際文化を牽引していると言えるほど、多大な影響を与えてきたのも事実です。例えば、フランスの印象派は日本の浮世絵の影響なしには語れませんし、フランス料理は日本の懐石料理からヒントを得たと云われ、前菜から始まるコース料理となっています。現代においては、Mangaが世界的支持を得ているのは言うまでもありません。そして、そんな日本に憧れている外国人は大勢いるのです。

もっと日本を愛する日本人になりたい、私はそう思っています。



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Friday, October 13, 2006

行列のできる小学校英語講座スタート!

「行列のできる小学校英語講座」が本日から計5回シリーズで始まりました。
先日、茨城新聞にこの講座が記事として掲載されたことはお話しましたが、残念ながら予定していた参加人数を大幅に下回り... 会場としていた施設での使用を急遽キャンセルして、事務所にてアットホームに実施させて頂くことなりました。

参加される小学校の先生方は英語の先生というわけではないので、大人数クラスでは気軽に質問も出来ないと思われていたようです。今回は少人数での講座ということで、『個人的に色々教えて貰えるので、むしろラッキーです。』と喜んでおられました。

本日は、私が提唱するTEEメソッドの概念を、私の授業風景や映画のワンシーンを導入しながらお話させて頂きました。TEEとは、“Teaching English in English”のことで、文字通り英語を英語で教える授業です。私の授業は全て英語で行います。

私のクラスの映像をご覧頂いて、『本当に楽しそうですね。英語だけで授業を行っているなんて思えないほど自然ですよね。子供たちの反応の早さに驚きました。』との感想を頂きました。

そうなんです。私の授業は、子供たちが皆とても積極的です。大人しくじっと座っているクラスではありません。体感しながら英語を学んでいるので、ある意味で「うるさいクラス」と言えるかもしれません。
でも、皆の目がキラキラとしていて、日々驚くほどの成長を見せてくれます。通常のクラスですと、能力差が出てしまうところですが、それも殆どありません。

今回ご参加頂く先生方と一緒に、更にTEEメソッドを深めさせて頂こうと思っております。二週間後の第2回の講座が今から楽しみです。



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Saturday, October 07, 2006

英語版ホームページ開設!!

アメリカ在住の当法人の会員の方のご好意により、英語版ホームページを立ち上げることができました。日本語版ホームページは、抽象的な表現が多く、ある意味でとても日本的な表現を多用しているのですが、実に見事に英語に翻訳して頂いております。

英訳は既に終わっていて、全て頂いているのですが、こちらの都合でホームページはまだ途中です。が、日々追加して参りますので、完成の日も近いと思われます... 
翻訳の勉強にもなると思いますので、是非、英語版ホームページにお越し下さい。

昨日より、当法人ホームページのTop Pageから、英語版へリンクできるようになりました。
以下のアドレスをクリックし、Click here for English Websiteをクリックすると、英語版ホームページをご覧頂けます。
http://www.lingua-akademeia.com



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Tuesday, October 03, 2006

大人も子供も楽しめる英語ゲーム

語学スクール運営事業を当法人では、寺子屋と呼んでいます。最近、寺子屋では体験レッスンを希望される方が多くお越し下さっています。やはり、季節が秋になったからでしょうか。食欲の秋、芸術の秋、そして学問の秋・・・。

寺子屋では、子供、大人を問わず、恒例のゲームがあります。
かなり場が盛り上がるゲームなのですが、もちろん楽しいだけではありません。語彙力(Vocabulary)を強化するという狙いがあるのです。
今日は、そのゲーム‘My grandmother went to market’ Game をご紹介致します。

↑こちらがChild's Play社から発売されているものです。
112枚のカードが入っていて、¥1649とお買い得価格です!



では、実際にこれらのカードを使ってどのように遊ぶのかと言うと・・・

<ルール>
1. 全員に同じ枚数ずつカードを配ります。

2. 最初のプレーヤーが自分のカードから一枚選んで、そのカードを真ん中に置きます。そのカードが「camera」だった場合、次のように言います。
  「My grandmother went to market and she bought a camera.」

3. 2番目のプレーヤーも同じように、自分のカードから一枚選んで「camera」のカードの上に 重ねて置きます。そのカードが「bottle」だったとすると、次のように言います。
「My grandmother went to market and she bought a camera and a bottle.」

4. 同様にして、プレーヤーは次々に自分のカードから一枚選んで真ん中に重ねていき、そのカードの名前を最後に加えていきます。こうしておばあさんが買い物したものは、どんどん増えていきますから、思い出すのはどんどん難しくなります。

5. 商品を忘れたり、順番を間違えたりしたプレーヤーは失格となります。




実は、先程も大人のクラスでこのゲームを行ったところでした。
語彙を増やすには、カテゴリー毎に分けて覚えることが大切です。
このパッケージに入っているカードを使う代わりに、他のカードを使うことも可能です。例えば、動物カードや昆虫カード、花カードなどです。

今回は野菜と果物(Fruits and Vegetables)のボキャブラリーを増やして頂くため、おばあさんにはmarket(市場)ではなくgrocery shop(八百屋)に行って頂く事に。 ということで、決まり文句は以下のように変わります。
「My grandmother went to grocery shop and she bought... 」

今日はこのゲームに初めて挑戦される方が2名いらっしゃったのですが、 想像以上に場は大盛り上がりとなりました。しかも、野菜や果物の名前は、知っているようで知らなかったとびっくりされる生徒さんも多いのです。

椎茸は「shiitake mushroom」、柿は「persimmon」、そして、ネギは「leek」・・・
以外に、ご存じなかったりしませんか?



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Monday, October 02, 2006

IT大国インドを支える英語力

時間があれば、19:30からのNHK番組『クローズアップ現代』を観ています。
今日は仕事がOFFだったので、この番組を観ることが出来ました。「インド〝人材王国〟の挑戦」というタイトル通り、エンジニアによるIT大国を作り上げるインドの実状がリポートされていました。

ご存知の方が意外に少ないのですが、インドは英語を公用語としている英語圏です。つまりインド人はEnglish Nativeです。大学卒の高学歴のエンジニアは、もちろん英語を話すことに問題はありません。
今、インドはアメリカのIT産業をサービスやサポートなどのメンテナンスも含めて一手引き受けているということです。
これは、価格が低いということ、優秀なエンジニアがいるということが挙げられます。
そしてその背景には、業務に関わる人々が英語を自由に使えることが前提になっているのではないでしょうか。

日本のエンジニアの多くもインドのエンジニアと仕事をする機会が多いと聞きます。しかし、日本人の多くはダイレクトに彼らと英語で渡り合うことができません。日本人の優秀な技術をもっと世界に広めるためにも、私たちがもっと自由にコミュニケーションすることが問われています。

アメリカ英語、イギリス英語だけに拘るのではなく、英語を公用語として話している国の英語、またコミュニケーションツールとして使っている人々の英語にも関心を持って頂きたいと思います。グローバル化が広がる現代においては、アメリカ人、イギリス人とだけ英語でビジネスするわけではありません。むしろ、英語圏以外の国の人々と英語で話すことの方が多いとさえ言えます。彼らの英語を聞き取り、分からなければお互いに質問できる本当の意味でのコミュニケーション能力が求められているように思います。
皆さん、どう思われますか?


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Saturday, September 23, 2006

茨城新聞に記事が掲載されました。

昨日、9月22日の茨城新聞に、当法人が開催する小学校教員を対象にした『行列のできる小学校英語講座』の記事が掲載されました。
掲載記事はホームページにアップしましたが、こちらからもご覧頂ける様にリンクしました。
http://www16.plala.or.jp/lingua_akademeia/Ibaraki,Sep22,2006.jpg

10月13日より5回シリーズで開催致します。ブログでも何度もご紹介して参りましたが、英語を英語で教えるTEEメソッドを実践するための講座です。こうお話しすると、「ペラペラと英語を話さないといけないんじゃないか・・・」と不安になる方も多いかと存じますが、決してそんなことはありません。小学生に分かるように英語で英語を教えるためには、中学校程度の簡単な英単語とシンプルな表現があれば充分なのです。

先程、NHKの『英語でしゃべらナイト』を観ていましたら、今回は名古屋特集ということで、私が以前より注目していた南山大学助教授のDavid Barker氏のクラスが放映されました。
このクラス、日本語は一切禁止!例え日本人同士でも、この教室内では日本語を話すことは出来ません。生徒たちの英会話力の高さにその成果が現れています。
大学生ともなれば、話題は政治、経済など多岐に渡るため、中学校程度の英単語で全てを表現するわけにはいきませんが、私が提唱するTEEメソッドのコンセプトは正にこれです!
日頃から自分が言いたいことを英語で言ってみる練習をすること、そして、失敗を恐れないこと。
多くの人たちが「日常英会話ぐらいは話せるようになりたい」と言われますが、日常英会話は中学校レベルの英単語で殆どカバーできます。TEEメソッドでは、皆が苦手意識を抱かないように中学校レベルの英単語を使用して授業を行い、牽いては日常英会話を小中学校でマスターしようとするプログラムなのです。

ご興味がございましたら、是非、この『行列のできる小学校英語講座』にお申し込み下さい。
多くの方々のご参加をお待ちしております。



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Wednesday, September 20, 2006

「The Book of Tea (茶の本)」

ここ数日、また暑さがぶり返していますが、体調管理はいかがですか?

今日は購入したばかりの「The Book of Tea」のお話をしたいと思います。そうです、岡倉天心の「茶の本」です。この本は、今年でなんと刊行100周年だそうです!今から100年も前に流暢な英語を操り、日本と西洋の美意識を欧米に向けて発信していたことに驚かされます。

もう8年ほど前になります。当時、私はフランスのリヨンに留学中でした。日本から遊びにやって来た妹と南仏を旅行しようと言うことになり、地中海まで南下する途中で、ゴッホの所縁の地アルルに立ち寄り、一泊することにしました。一日あればゆっくり観光できるほどのとても小さな街です。
ゴッホが入院していた精神病院の中庭を見学し、その近くのカフェでお茶を飲んでいた時、目の前の本屋のウィンドウに飾られた本の「Le Livre du The」というタイトルが目に飛び込んできました。「The Book of Tea」(茶の本)のフランス語訳でした。どうしてこんなところにこんな本が...と驚いたのを思い出します。観光客で溢れるこの小さな街で、奇しくも日本人の本を見付けるなんて。しかも、岡倉天心は茨城に所縁のある人物です。晩年は北茨城市の五浦で過ごされることも多かったとか。

The Book of Tea」を手に取った時、あの夏のアルルの青空とオレンジ色の町並みが蘇って来ました。あの時どうしてあの本を買わなかったのか... 


1906年ニューヨークで出版されるや否や、瞬く間に全米のベストセラーになった「The Book of Tea(茶の本 )」は、ヨーロッパにもその評判が伝わり、独訳(1922)仏訳(1927)が出版されたそうです。
新渡戸稲造の「武士道 Bushido」とともに、当時の欧米の知識層が日本人の価値観を理解する重要な手がかりとされたようです。

海外生活経験者の多くは、海外で改めて日本文化の素晴らしさに気付くといいます。 実は、私もそのひとりです。お習字は多くのフランス人に喜んで頂きましたし、着物の着付けも役に立ちました。
共通語としての英語の習得も大切ですが、もうひとつ何か日本の伝統文化を身に付けていることで、日本人としての誇りとアンデンティティが生まれるように思います。


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Thursday, September 14, 2006

教師=エンターテイナー

一週間振りにブログをアップします。
最近、何かとバタバタしていて、気が付いたら一週間も経ってしまっていました。

私は朝が苦手です。その為かどうか分かりませんが、Night owl(夜型)傾向ではあります。
朝から爽やかに目覚めるMorning bird(朝型)になりたいと憧れているのですが... 

なぜそんな話から始まったかというと、昨夜というか本日早くというか、夜中の1時30頃に友人から電話があり、「今、TV付けてみて!英語のマジシャンって言われている先生の番組が放送されているから。」というのです。

それはNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組の再放送でした。主役は田尻悟郎先生。島根県の公立中学校に勤めている英語教師であり、ニューズウィーク誌の「世界のカリスマ教師100人」の一人に選ばれています。また、英語教育界の最高峰の栄誉であるパーマー賞も受賞しています。

この番組の中で、田尻先生が言われた2つの言葉が心に残っています。

教師=エンターテイナー

熟さない実は摘み取らない

私自身、授業中はいつもエンターテイナーであることをモットーとしてきました。そうでなければ、生徒たちの注意を引き、興味を持って貰うことは出来ません。教える側は、本来誰もが持っている語学の可能性を、引き出す工夫が必要です。それは、子供たちに「英語を勉強している」と感じさせず、英語を使って楽しく遊んでいる...と思わせるトリックが大切。そして、いつの間にか英語を体得していたというのが理想です。

先日、私の生徒の一人、中学一年生の男の子が「学校でも先生みたいに教えてくれればいいのに!」と言い、「学校の授業は面白くない。」と愚痴っていました。

私の生徒たちは、毎週レッスンを楽しみにしてくれているようです。お母様方曰く『英語が面白くてしょうがないって言うんですよ』とのこと。 過日、小学校で行われた先生方の研修でも、私の小学生3,4年生のクラスのビデオをお見せしたのですが、その楽しそうな様子に、会場からは『子供たち、本当に楽しそうですね!多少、騒いでいても、子供たちが生き生きしているのがいちばんですよ。』との声が挙がりました。

そうなんです。私のクラスでは、子供たちは大人しく黙って授業をうけているわけではありません。みんな身を乗り出して授業に臨んでいるし、子供たちも一番先に答えようと懸命なので、よく言えばかなり活気のある、ある意味エキサイティングなクラスと言えるでしょう。何より子供たちの目がキラキラしています。

私はむしろ、子供たちが大人しく黙って座っている方が不自然と思っています。


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Wednesday, September 06, 2006

日常生活の英語表現 <歯磨き編>

朝夕が涼しくなってきました。秋ですね。
今週になってやっと体調が戻ってきました。この涼しさが心地よく感じられます。

先週はずっと体調不良で殆ど仕事をしていなかった為、只今、仕事が山積み状態です。どれから手を付ければ良いのか、暫し放心状態... しかし、いつまでもそうもしていられません。無理しない程度に、少しずつ仕事のペースをアップさせなくては。

...ということで、今日は久々に教育委員会へ報告書を持って、夏休み中に実施した『行列のできる語学教育支援講座』のご報告にお伺いしました。これまで当法人で実施した講演会や講座は全てビデオ収録をしてきました。この映像をDVDにして実施校と教育委員会へお渡しさせて頂きました。

今日は理事のひとりが彼の英語本コレクションの中から、数冊を持ってきてくれました。最初に私が手に取ったのは『イラストでわかる日常生活の英語表現』という本でした。著者はローレンス・J・ジウァイヤー氏で、IBCパブリッシングから出ています。

この本の面白いところは、私たちが毎日行っている行動を場面ごとに纏め、細かい動作の一つ一つを全て説明しているところです。例えば、歯磨きの場面を挙げてみると...

I run some water over my toothbrush.
私は歯ブラシに水を少したらします。

I squeeze toothpaste onto my toothbrush.
歯ブラシの上に歯磨き粉を絞り出します。

I move my toothbrush up and down...
歯ブラシを上下に動かしたり、

and back and forth.
左右に動かしたりします。

To rinse my mouth, I take some water...
口をすすぐには、水を少しふくみ、

swish it back and forth in my mouth...
口の中でクチュクチュと前後に動かし、

...and spit it into the sink.
洗面台に吐きます。

こんな具合です。かなり細かな描写ですが、面白いと思いませんか?私たちが英会話ができないことのひとつには、このような日常生活を英語で表現できないからではないかと私は思っています。しかも、使っている単語は難しいものはありません。シュッシュッのような擬態語を表す「swish」は普段聞きなれない単語ではありますが。

ここまで詳細に英語で話せなくてもコミュニケーションは取れるでしょうが、もしこんな風に表現できたら、外国人に対して構えずにいられるのではないでしょうか。痒い所に手が届くこんな表現を自由に使えたら、会話がもっと広がると思いませんか。


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Saturday, September 02, 2006

ハンカチ王子は、‘Handkerchief Prince’?! 

今日、たまたまお昼のニュースを見る機会がありました。
話題は日米親善高校野球です。只今タイムリーな早稲田実業の斉藤投手の話でモチキリ。

アメリカのスカウトマンも斉藤投手にかなり注目していたようです。
スカウトマンからこんな言葉が聞かれました。

He is an effective pitcher.
彼は実力ある投手だね。

インタビュアーが観客にマイクを向ければ、品のいいアメリカン・マダムからは斉藤君について以下のようなコメントが...

American Lady:Handkerchief prince, right?
アメリカン・マダム:ハンカチ王子でしょ?

Interviewer: How do you know that?
インタビュアー: どうしてご存知なんですか?

American Lady: I've been watching him. He is very handsome.
アメリカン・マダム: ずっと彼を見てきたんだもの。彼ってとてもハンサムよね。


このマダム、かなりの親日家だと思われます。
でも、マスコミの力って凄いですね!
「ハンカチ王子」は名実共に海を越えたんですね!



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Thursday, August 31, 2006

英会話講師養成クラス・スタート

5日振りにブログをアップします。
Please excuse me for my long silence. (大変ご無沙汰いたしました。)

体調不良でダウンしておりました。
先週の火曜日の夜中に40度以上の熱を出し、翌日かなり熱もひいたと思って病院へ行ったのですが、それでも38度ありました。肺炎を心配していたのですが、熱中症ではないかとの診断を受け、前日の昼から殆ど何も食べてなかったので、即、点滴となりました。

それで、すっかり気分も良くなり、頂いた薬も殆ど服用せずにいたわけですが、先週末遠出をし、夜帰宅して直ぐに、また発熱が...。疲れただけだろうと、高を括っていたら、翌日になっても熱はひかず、結局今日の昼過ぎまで、4日間も熱と、頭痛でずっと寝て過ごしていました。

It wasn't supposed to go this way!! (こんなはずじゃなかったのに!!)

しかし幸いにも、今週はお教室はお休みでしたので、生徒さんにご迷惑をお掛けせずにすみました。

それにしても今回の病気で、健康管理にあまり気を使っていないことを実感することとなり、健康でお仕事できる有難さを再認識する機会になりました。設立以来4ヶ月間、突っ走ってきてしまった感があります。

Maybe I've just let my fatigue bulid up. (多分、疲れが溜まっているんです。)

というわけで、本日より少しずつお仕事再開です。
英会話講師を目指す方、又は既に講師をされている方を対象とした「英会話講師育成クラス」は、ご希望を頂いていながら、なかなか実施できずにいた企画でした。

それをずっと待っていてくださった方が、プライベートで受講されたいとご連絡を下さいました。 その方は、なんとクルマで片道2時間掛けて教室まで通ってくださるというのです。 この熱意になんとかお応えしたいという思いで一杯です。

私が提唱するTEEメソッドは英語を英語で教える授業を実践しています。
「講師育成クラスでもAll Englishでクラスを進めていくのでは?」と英語力に不安がある方も多いというお話を本日お伺いしました。
講師育成クラスでは、概論や方法論のお話もありますので、半分は日本語で行う予定です。
もし、ご検討されていらっしゃる方がいらっしゃれば、その点はご安心ください。

All English といっても、通常の英会話クラスでは、指示英語は中学校レベルの簡単なものばかり。
「五感を通して、意識を伝え、言葉に結ぶ」というTEEメソッドのプロセスでは、小学生が難なく理解しています。その点もご安心下さいね。



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Saturday, August 26, 2006

英語は早ければいいの?

NPO法人 Lingua Akademeia を設立して、昨日で丁度4ヶ月でした。語学スクールとして英語だけではなく、フランス語の教室もあります。しかし、生徒さんは皆、英語クラスの受講生ばかりでした。

そして昨日、やっと、フランス語体験の方お二人をお迎えすることになりました。
レッスンはフランス語だけを学ぶのではなく、フランスの文化なども織り交ぜながら、進めさせて頂きました。「こんな風な授業なら挫折せずに出来そう。」と仰って頂き、和やかな雰囲気で楽しくレッスンが終わりました。

その後も、語学の話に花が咲き、いつの間にか話題は子供の英語教育の話に...
私が「当法人では早期英語教育はお勧めしていないんですよ。日本語で覚えていないことは、英語でも覚えられません。例えば、美しい景色を見て『幻想的』だと思わなければ、『fantastic』という言葉は絶対に口を突いて出て来ることはありません。ウチの教室の子供たちは、同じ年のお子さんが8年間もかかってたどり着くレベルまで、たった3、4ヶ月で到達してしまうんです。小学生から初めても決して遅くないんですよ。」とお話しすると、

「なるほどねぇ。今聞いていて、水泳と同じだなって思ったんです」とお一人の方が言われるのです。「私は以前、スイミングのコーチをしていたことがあったんですが、よく幼児スイミングってあるじゃないですか、水に親しむっていう意味ではいいと思うんですが、早くから遣れば上手に泳げるってわけではないんですよね。早く上手に泳ぐためには筋肉が必要なんです。まだ育ってない内から遣ってもダメなんです。」

このお話をとても興味深く聞かせて頂きました。英語教育もそうだと思います。足りない筋肉を養うことが大事です。英語教育における筋肉とは、母国語をしっかり身に付けることではないでしょうか?


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Friday, August 25, 2006

「英語を英語で教える授業」は中学英語で対応可

今日、というか、もう昨日というべきですね(日付が変わっておりました!)、小学校へ先生方の研修に行って参りました。その名も「行列のできる語学教育支援講座」です!

先生方の英語への関心の高さを目の当たりにして、これからの小学校英語がどのように実を結ぶのか楽しみになりました。

研修後、ご参加頂いた先生方全員にアンケートにご協力を頂きました。研修の内容に対する満足度、そして私が提唱する英語を英語で教えるTEEメソッドへの共感度は、共に平均80%と大変高い評価を頂くこととなりました。

では、研修に参加されてどのようにお感じになられたのか、アンケートから数名の方の感想をご紹介させて頂きたいと思います。

■「日本人教師による英語を英語で教える授業」というとペラペラと英語を話さないといけないという感じがしますが、中学程度の指示英語を使ってということですので、ぜひ実施してみたいです。

■日本の英語教育の歴史がずっと繰り返されていることが分かり、自分自身がその中にいることに驚きを感じました。教師自身の意識改革の必要性を感じるとともに、このような機会にめぐりあえたことに喜びを覚えます。

■英語教育はやはり、会話ができるようになることに尽きることを感じました。興味、関心をひき、動作をつけて表現することが効果的であることを実感しました。また、簡単な単語を使って表現できることがわかりました。

■アルファベットの読み方と文字の読み方を合わせた指導法があることを初めて知りました。とても便利だと思いました。指示する時の英会話もとても参考になりました。活用できる時に、どんどん使いたいと思います。

研修をさせて頂いて、このような感想を頂けることは何よりの喜びです。この出会いを励みに更にTEEメソッドを深めていきたいと切に思いました。本当に楽しい時間を頂いた充実した1日でした。
ご参加頂きました先生方、本当にありがとうございました。



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Tuesday, August 22, 2006

「行列のできる小学校英語講座」参加者募集中!

本日はやっと、先月開催した「子育てママのバイリンガル育成講座」の報告をHPでアップすることができました。 随分お待たせしてしまいました。参加者のアンケートも掲載させて頂いております。是非、HPの方もご覧下さい。 View my complete profileをクリックして、連絡先のウェブページ情報をクリックして頂ければ、HPに行けます。
                                
↓講演中の写真です。
 皆様、熱心に聴いて下さっている様子がお分かり頂けますか。














そして、10月から始まる「行列のできる小学校英語講座」のインフォメーションも、HPでアップさせて頂きました。小学校教師対象となっておりますが、中学、高校の先生方でもご参加頂けます。
小学校の英語教育に対応した内容ですが、「英語で英語を教える」TEEメソッドは中学、高校でも充分使えるプログラムとなっております。児童生徒の「日常英会話」が可能になります!


先程から食欲がないと思ったら、寒気がしてきました。喉もちょっと痛い。風邪でしょうか?
明後日は、小学校へ先生方の研修に行くことになっています。学校側も期待して下さっている様なので、体調を整えて、万全の体制で臨まなくては。
それでは、おやすみなさい。



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Sunday, August 20, 2006

英語には標準語がありません。Nativeの英語は至るところに。

当法人では、只今ある著者の英語本がプチ・ブームになっています。
その著者とは、現在、南山大学助教授のDavid Barker氏です。
数ヶ月前に私がたまたま手に取ったのが、彼の「あなたの英語☆ビフォー→アフター」でした。さっと読み通してみると、きちんとした理論に基づいた内容に共感。さっそく購入しました。

英語には標準語がない。
そして、Nativeの英語は世界中の至るところにある。

私はずっと想ってきたことがありました。それは・・・

ネイティブはアメリカ人やイギリス人だけではありません。公用語として英語を話している国々もネイティブ。インド人やエチオピア人などもEnglish Native。これからの国際社会においては、私たちはアメリカ人やイギリス人とだけ英語でコミュニケーションするわけではありません。むしろ、英語を母国語としない人たちとコミュニケーションする機会が多くなる可能性もあります。今、私たちに必要なのは、英語によるコミュニケーション能力を向上させることです。

このように教育現場にお話し続けてきたことが、言葉になって綴れていることに驚きました。そして、そのような概念をWorld Englishesという言葉で表すことができることを知ったのです。

そして最近、当法人の理事のひとりが購入したのが、やはりBarker氏の「英語と仲直りできる本」でした。昨夜、久々に役員ミーティングがあり、話題はその話に... 
「英語と仲直りできる本」では、小中高校、大学、社会人とあらゆる年齢層に英語講師として英語を教えてきた経験より、日本人が「みんな・いつも・必ず」間違える落とし穴が分かり易く紹介されているそうです。(私はまだ読んでおりませんので...) 早速、注文した理事まで現れました。

私はBarker氏とは何の面識もありませんが、是非お会いしたい方です。お互いに協働し合えたら素晴らしいでしょうね。



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Friday, August 18, 2006

アメリカ発‘TEEメソッドの極意’~英語を英語で教える~

今日は、NPO法人Lingua Akademeiaのアメリカ在住メンバーから届いた、あるESL Teacherのレポートをご紹介します。まずは、以下をお読み下さい。後ろに簡単な訳も付けてあります。

In the U.S., we always feel that teaching English in English is the best method of teaching it. That is the reason that most ESL teachers are not fluent in other languages. In order to get a master's degree in TESL (Teaching English as a Second Language), all students have to have only one year of a foreign language. The reason is to understand how languages are organized (verb tenses), etc. Before I taught community ESL 25 years ago, I did not know there are 12 active and 3 passive verb tenses in English because we were not taught that in schools growing up.

「アメリカでは、私たちはいつも英語を英語で教えることが最善の方法だと感じています。その理由は、殆どのESL教師たちが他の言語が流暢ではないということにあります。TESL(第二外国語として英語を教えること)の修士課程を修了するために、必要とされている外国語学習はたった1年間なのです。それは言語がどのように作られているか、(例えば動詞の時勢など)を理解することにあります。25年前にコミュニティーESLで教える前は、英語の動詞に12の能動態と3つの受動態の時勢があることを知りませんでした。なぜなら成長過程においても学校で学んだことなんてなかったから。」


ここで言われている通り、いくらNativeといえど、専門的な勉強をしてこなければ、英文法は殆ど知らないと思ったほうがいいと思います。
NPOを設立する前は、私は小中高校にALT(外国語指導助手)を派遣する企業で働いておりました。
実は私はNativeの外国人たちに研修で中学校程度の文法を教えていたのです。
研修前は、半分以上のNativeが文法用語を知らないことに驚きました。am, is, are などのBe動詞を英語で‘Be verb’というのだと初めて知ったというALTは毎年たくさんいます。
例えば動詞を例に挙げても、‘regular verb’(規則動詞)‘irregular verb’(不規則動詞)と言われても、なかなかピンと来ないようです。
ですから、‘Present Parfect Tense’と言っても、現在完了形を意味していると理解し、その例文まで書けるNativeはかなりの少数派だということを申し上げておきます。

でも、それも無理もないかもしれません。私たちも日本語の文法用語にはかなり疎いのではないでしょうか。以前、日本語を勉強していたALTに、‘て活用’などという耳慣れない言葉を聞いたことがありました。学問として学ばないと文法用語は知らないということでしょうか。

当法人では今年4月に設立して以来、一貫して英語を英語で教えるTEEメソッドを提唱しています。TEEとはTeaching English in Englishの頭文字を取ったもので、「英語を英語で教えること」を意味します。

日本人の英語は文法中心でその基本は訳読が主流です。それは明治以来の伝統を今でも慣習として続けているということに他なりません。日本人は西洋からの文化を習得するために、できるだけ正確に、文献の意味を解釈する必要があったからだといわれています。

TEEメソッドは、これまでの伝統的な英語教育に一石を投じることになります。「英語を英語で教える」ことにより、実生活で使える表現が可能になります。 なぜ私たちが簡単なことも英語で言えないのか?それは、日常会話を英語で学んだことがないからです。学校でも、教科書でも、それは学べないことでした。

例えば、「ここだけの話ですが...」といいたい時、英語で何と言うか直ぐに出てこないわけです。日本語のニュアンスにいちばん近いのは、「This is just between you and me.」でしょう。TEEメソッドなら、そんな表現も授業中に自然に覚えてしまいます。私が教えている子供たちは色鉛筆を忘れた場合、無理やり言わせているわけでもないのに「May I borrow color pencils?」って言うのには驚きです。


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Thursday, August 17, 2006

英語で料理レッスン

昨日のたまたま目にした新聞記事より、‘英語で料理レッスン’をどんな風にプレゼンテーションできるか、イメージは膨らむばかりです。何かを形にしていくのが好きなので、こんな企画はワクワクします。

今のところ、「ちょい不良オヤジの英会話術」という全5回講座の中で、1回は‘英語で料理レッスン’を導入しようとかなり乗り気になっています。

当日のプログラムは、もうちゃんと考えています。
 1.料理英語を学ぶ
 2.料理を作る(実際に英語のインストラクションで)
 3.皆で会食
 4.料理英語をおさらいする

ちょい不良オヤジといえば、ジロー・ラモさん。 ... とすると、やっぱり料理はイタリアン?!
でも、フレンチも捨て難い。これは私の独断では決められないので、スタッフと充分検討したいと思います。
海外のレストランでもスマートにオーダーできるような英語表現をご紹介するのはもちろんですが、本職のシェフから見たお洒落なオーダーの仕方や料理の文化的背景なんかも盛り込めたら、かなり充実した内容をご提供できるのではないでしょうか。

私は企画したら即実行タイプです。今日はキッズクラスで使うテキストブックを買いに書店へ出掛けたのですが、いつの間にか英語で書かれた料理本を手に取っていました...
日本の代表的な料理のつくり方からマナーまで書かれている素敵な料理本を見付けました。

「英語でつくる和食」 編集者 藤田裕子・ナヴィ インターナショナル ナツメ社

せっかくなので、その本から基本的な食材の切り方を英語でご紹介したいと思います。

<基本的な食材の切り方:Basic Cutting Techniques>
  輪切り Rounds
  薄切り Thin slices
  小口切り Edge cut
  千切り Julienne strips
  短冊切り Rectangles
  いちょう切り Quarter-rounds
  乱切り Rolling wedges
  みじん切り Fine chopping

いかがですか?
外国人と一緒にお料理をする時などに、活用されてはいかがでしょうか?
私はフランス留学時代によくホームバーティーを開いていました。
彼らのリクエストにお応えして、一緒に日本食をつくったことを思い出しました。
料理英語は、コミュニケーションをより円滑にすること間違い無しです!


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Wednesday, August 16, 2006

「アクをすくう」「ゴボウをささがきにする」は英語で何ていう?

Lingua Akademeia は、今週いっぱい夏季休業を頂いております。
私もお盆で実家に帰りました。久々に親戚と顔を合わせ、こんな機会を持つのもいいものですね。

溜まっている書類を何とかしようと思い、片づけを始めると、英語関連の新聞記事がいくつも出てきました。あとで読もうと取っておいたものです。もう2ヶ月以上前の記事ですが、今の気分にヒットするものを発見!ちょっとご紹介したいと思います。


朝日新聞 平成18年6月1日付
「趣味で上達 英会話」
もはや、普通の英会話だけでは満足できない。料理も、エクササイズも英語で習いたい--。
そんな教室が人気だ。NHKも新しい視聴者層の開拓をねらい、テレビ英会話講座に料理研究家の栗原はるみさんを起用した。趣味を習いながら、英語も上達する。生活に前向き感が生まれるのも、広がりの背景にあるようだ。(藤原泰子)


記事はこんな書き出しで始まっていました。
そして、料理研究家の栗原はるみさんのコメントも掲載されていました。
そこで、彼女が語っていることは、日頃私が痛感していることでした。

私には「This is a pen.」よりも、「アクをすくう(skim the surface of the broth」とか 「ゴボウをささがきにする(chop the burdock into thin strips)」の方が興味を持って覚えられる。


栗原さんが私の気持ちを代弁してくれているように思えました。
多分、私だけでなく多くの方がこう思っているのではないでしょうか。
私たちが学校で学んでいる英語は学問であって、生活の様々なシーンで実際に使えるものではありません。私自身、イギリスでのボランティア活動を通して実感したもどかしさは、「アクをすくう」や「ゴボウをささがきにする」といった言葉も英語で自由に話せない不自由さだったのです。
それは例えば私の場合は、「順番に揃える(Arrenge in order)」だったり「口ばっかり(You are all talk.)」だったりしたのですが。

私が提唱しているTEEメソッドは、そんな不自由さを解消し、もっと自由にコミュニケーションしようという想いから生まれました。英語を学ぶというより、英語を楽しむというプロセスが大事。

秋に開催する講座「ちょい不良オヤジの英会話術」で、ちょいモテおやじに変身するために“英語で料理レッスン”をプログラムに加えようかなと急遽思い立ちました! ...が、シェフ探しが大変そうです。


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Saturday, August 12, 2006

レストランメニューの英訳、仏訳

午前中のプライベートレッスン後に、笠間に出掛けてきました。陶芸で有名なこの街は、「芸術の街」と呼ばれ、日動美術館や陶芸美術館などでも多くの観光客が訪れるところです。

この街には、飲食店を経営する知人が二人います。
ひとりは、フランス料理店「Mon Lapin モン・ラパン」のオーナーシェフ、
そしてもうひとりはカフェ「Okatte おかって」のオーナーです。
今日も、上記2店舗でパンフレットを置かせて頂きました。
当法人が主催する語学スクール「寺子屋」のリーフレットも一緒に置かせて頂いております。

「Mon Lapin」では、美味しいランチを堪能しました。そして、新しいビジネスの可能性をオーナーシェフにお聞きしました。佐山シェフは楽食の元祖。その道では知られた方です。レストランに於ける英語やフランス語のメニューの翻訳のお話をさせて頂きました。

レストランや洋菓子店では、英語やフランス語で書かれたメニューをよく見かけます。実は、このようなものにはかなり間違いが多いのです。単語のスペルミスや、文法的な間違いが殆どですが、なかには、どうしようもない間違いというものもあります。
英語やフランス語のメニューや包装紙、パッケージ、ロゴなどは、外国人客に対してというよりは、ある種のステイタス的な雰囲気作りを意図していると思われます。間違っていても、気付かれる方は少ないかもしれませんが、そこにステイタスを求めているのであれば、このような間違いも恥ずかしいものとなってしまいます。

本職の方のお話を伺って、可能性が無いわけではないことが分かりました。
「Mon Lapin」には20名入れる個室があるので、語学講座とシェフの美味しいフレンチのコラボを企んでいるところです。

カフェ「Okatte おかって」では、淹れたての香り高いアイスコーヒーを頂きました。オーナーが早速店内のお客様にもパンフレットと語学スクールのリーフレットを配って下さり、宇都宮から来たという女の子二人からは「いいな、遣りたい!宇都宮まで来てもらえますか?」なんていうお声も頂きました。気を使って頂いたみたいですね。まあ、それは社交辞令とはいえ、リーフレット裏に「東京新聞」に掲載された私の記事を載せたのですが、それを熱心に読まれていました。ありがとうございます。


NPOにとって、知名度と人脈はとても大事な財産です。NPO=ボランティア団体と勘違いされている方がいらっしゃいますが、非営利活動法人はビジネス上で営利を追求せず、適正価格で運営する団体です。経営していくからには、資金が必要です。語学教育支援という業種で、どのように企業や自治体と共同していけるか道を模索しています。

そして、私たちがもっと自由にコミュニケーションできるように社会に貢献して行きます。



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Thursday, August 10, 2006

「行列ができる小学校英語講座」そして、ちょい不良オヤジ...

9月、10月に向けて、新しい講座の企画に着手しました。
講座のタイトルと内容は既に決まっていますので、先行してご紹介させて頂きます。

■行列ができる小学校英語講座

■ちょい不良オヤジの英会話術

「行列ができる小学校英語講座」は、現役の先生方を対象にした語学教育支援講座です。 現在、小学校毎に先生方の研修をお受けしておりますが、学校間で温度差もあり、全員参加型の研修を導入するのが難しいということもあるそうです。
そこで、英語に興味、関心をお持ちの先生方が参加して頂ける講座を企画させて頂きました。「五感を使って、意識を伝え、言葉に結ぶ」TEEメソッドをご紹介させて頂きます。これは英語を英語で教える全く新しい語学教育概念です。

そして、お待たせしました「ちょい不良オヤジの英会話術」です。
講座名に惹かれたからでしょうか... 
企画段階から「是非参加したい!」とのお声を多く頂いていました。
「ちょい不良オヤジ」のために腕によりをかけてプログラムをお作りします。Cool and Smart なビジネス英語を取り入れていくつもりです。新境地が開けそうでワクワクしています。

日程、会場などが決定しましたら、またご連絡させて頂きます。
リーフレットも皆様の目に留まる様な素敵なものをがんばって作ります♪

Tuesday, August 08, 2006

「Classroom English」 完成!

「教室で役に立つ英語表現‘Classroom English’」の最終選定がやっと終わりました。A4サイズで計8枚。シチュエーション毎に、使えるフレーズをPick upしています。

それらのシチュエーションとは...
  授業を始める時 (At the beginning of the class)
  注意と指示 (Warning and instructions)
  褒める (Praising)
  励ます (Encouraging/Cheering up)
  ゲームをしよう! ( Let's play games!)
  授業を終わりにする時 (At the end of the class)
  便利な表現 (Useful Expressions)
  体調を尋ねる (Helth concerns)
  ALTとの打ち合わせに役立つ表現 (Lesson planning with ALT)

では、ここで「便利な表現(Useful Expression)」からワンポイント・イングリッシュです。

 「ここだけの話ですが...」 This is just between you and me.
 「そうなんですよ~」 
You got that right.
 「あれどうなった?」 
How did it go?

こんなフレーズが口を突いて自然に出てきたら素晴らしいですね!
自由にコミュニケーションできるTEEメソッドの真髄は、正にこれです!

実は、先程大人クラスでこの資料を配布してみました。
生徒さんに感想をお伺いしてみると、「会話が広がりますね。」「いつもこれを持ち歩いて活用します。」という嬉しいお声が!
教育現場の先生方のために作ったものですが、どなたにも使って頂けるように、日常生活で言いたくて言えなかった自然な会話表現をたくさん盛り込んでいます。
近いうちにホームページにアップします。多くの方に見て頂きたい。
是非、チェックしてください。

前回ご紹介した「Lingua Akademeia 通信」ですが、ホームページでも見られるようにして欲しいとの貴重なご意見を頂きました。ありがとうございます!これもホームページで読めるようにシステムを整えますので、もう少々お待ちくださいね。

Saturday, August 05, 2006

Lingua Akademeia 通信 2

「Lingua Akademeia通信2」が出来上がりました。2ケ月に1度、会員の皆様や講演会に参加していただいた皆様にお送りさせて頂いています。早速、発送しますので、お手元に届くまで今暫らくお待ちください。
今回は、先月開催した「子育てママのバイリンガル育成講座」に参加頂いた方々のご意見、ご感想をアンケートから抜粋してご紹介しています。TEEメソッドの概念についてもとても分かりやすく纏めていますので、お楽しみに。

                
梅雨も明けて夏本番という感じですが、私は既に夏バテ気味です。
実は先日も熱中症になってしまいました。
そんな体調なので、ずっと事務所で本の虫です。

←最近購入した英語関連の本です。
夏休みを利用して実施する先生方の研修「行列のできる語学教育支援講座」のためのClassroom English (教室英語)の最終選定をしています。
研修では、英語を英語で教えるTEEメソッドをご紹介することになっています。より自然で便利な表現は何処に転がっているかわかりません。
映画のセリフからPick upすることも。

「君の瞳に乾杯。」 このセリフ英語で言えますか?
答えは↓
Here's looking at you kid.

このセリフ、Classroom Englishには、使うことはなさそうですが...