Friday, February 23, 2007

ルイ・ヴィトンのモノグラム

 只今、大人のクラスでは衣服について学んでいます。ここで問題になるのが『Pattern Cloth』です。そう、いわゆる『柄物』ってヤツですね!ちなみに、ウチのお教室で使っているテキストは、ロングマン社の‘SIDE by SIDE’Book 1です。開講して初年度なので、ウチの大人の英会話クラスは皆このBook1から始めています。
 
 洋服などの柄模様をいくつ英語で言うことができますか? いざそう言われると、結構難しいのではないかと思います。実際に、授業で取り上げた柄物を以下に挙げてみましょう。

 polka dot ・・・ 水玉模様(ごく普通の大きさのもの)
 coin dot ・・・ polka dot より大きな水玉模様
 pin dot ・・・ polka dot より小さな水玉模様
 striped pattern ・・・ 縞柄
 striped ・・・ 縞の
 flower pattern (floral design) ・・・ 花模様
 paisly ・・・ ペーズリー
 check ・・・ 格子柄
 checked ・・・ チェックの
 tartan ・・・ タータンチェック
 hound's tooth check ・・・ 千鳥格子


 英語で柄モノが言えるようになったら、以下のようにファッションアイテムと一緒に使いましょう!

 ★ a polka dot skirt・・・水玉のスカート
 ★ a striped dress / a dress with a striped pattern・・・ストライプのドレス
 ★ a checked shirt・・・チェックのシャツ
 ★ a curtain with flower pattern・・・花模様のカーテン


 このようにテキストでは取り上げられていないPattern Cloth も授業でたくさん紹介させて頂きました。そして不意に先日ラジオで耳にしたことを思い出しました。
 それは、ルイ・ヴィトンのモノグラム!!  焦げ茶と茶色の市松模様!
 そう、バックやお財布なんかでよく見かけるあの模様です!
 実は、あの有名なモノグラムは日本の市松模様をヒントに生まれたものだったというのです!19世紀末のパリ博で日本から出展されたモノから、インスピレーションを貰ったものだとか・・・。なるほど、今でも日本人に圧倒的な支持を受けている理由は、私たちがそこに日本人としてのアイデンティティを見い出せたからかもしれません。
 英語で市松模様は、ckeckred pattern(チェックレッド・パターン)といいます。市松模様の由来について調べてみると、江戸中期に歌舞伎役者佐野川市松がこの模様の袴を着たことから一般に広まったということでした。江戸時代の円熟した町民文化が芸術の都パリで花開いたというわけです。きっと19世紀のフランス人たちにとって、粋で斬新なデザインだったことでしょう。なにしろ彼らにとって「粋」(esprit:エスプリ)はもっとも大切なことのひとつでしょうから。


 【注】本文中で話題にされているルイ・ヴィトンの市松模様は「モノグラム」ではなく、「ダミエ」というものでした。訂正させて頂きます。


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Saturday, February 17, 2007

春よ、来い!

 最近、語学スクール‘寺子屋mito’の体験レッスン希望者が何名もいらして下さっております。特に2月に入ってからは、新しいクラスがスタートしたり、お問い合わせも沢山頂いています!来月から受講を開始される生徒さんのご予約も何名も承っております。

 本当に嬉しい限りなのですが、やはり春を感じるからなのでしょうか? 
 春って何か新しいことを始めたくなる季節ですよね♪

 今日はいつもの美容室に行って来ました。水戸市泉町にある美容室 Hair Clear は、私がパンフレットやチラシを置かせて頂いている美容室です。待合席のソファーの前に置かれているローテーブルの上という特等席に、ウチのパンフレットとチラシを設置して下さっているのです。
 いつも担当して下さっている美容師さんが私の髪を切り始めるや否や、「あ、そういえば、最近お客さんが何人もチラシ持って帰ってますよ。」と言われました。髪を洗ってもらっていた時も、アシスタントの女の子から「チラシを持っていったお客さんが、レッスンはDr. Linguaさんに教えてもらえるのかしらって気にされてましたよ。私、Dr. Linguaさんがいらしたら、聞いておきますねって言ったんですけど。」と言われたばかりだったのです。
 今までもチラシは置かせて頂いていたけれど、何人も持って帰っているって話はあまり聞かなかっただけに、私にとってはかなり嬉しい驚きでした。

 4月からはNHK水戸文化センターにて、“『ローマの休日』オードリー・スタイル英会話”がスタートします!2月25日(日)にNHK文化センターにおける来年度の講座案内が新聞折込みで近隣市町村に配布されるとの事です。私の講座は新規なので、第一面に私の写真付きで掲載されるそうです。機会があれば是非ご覧になって下さいね!そして出来れば、講座にお申込み頂ければ嬉しく思います。
 
 そして公民館での子供の英会話クラスもスタートすることになりました。公民館で実施させて頂くクラスは、スペース的に限界があるウチの教室のレッスンとは違って、身体を使ったアクティビティが出来そうでとても楽しみです!

 4月からは忙しくなりそうです。いい春を迎えられたらいいな...そう思っています。その為にも、語学修得において、少しでも皆様のお役に立てるよう、気持ちを新たに精進して参ります!私にできることは、それしかありませんから・・・


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Wednesday, February 07, 2007

イギリスの春とラッパ水仙‘daffodil’

 最近、週に1回のペースで実家に帰っています。両親も私も水戸市内に住んでいるのですが、水戸市の東端と西端という具合に離れてしまっているので、『行こう!』と思わなければなかなか行かなかったりするわけです。先週末の夕方実家に帰ると、母が『ほら。今年初めて咲いた水仙。庭に咲いていたから、あなたにあげようと思って取っておいたの。』と言って、新聞紙に包んだ一握りのラッパ水仙を手渡してくれました。今年は例年に無い暖冬の為か、2月にいくつか咲き始めたようです。

 水仙を見ると、何故か私はイギリスでボランティアをしていた頃を懐かしく思い出します。もう10年以上前のことです。当時私はノーサンプトンに程近いWillingbrough(ウィリンバラ)という小さな町の身障者施設で住み込みのボランティアをしていました。その施設の前の通りには、数え切れない程のラッパ水仙が植えられていて、通りの両側を黄色く染めていました。近くには高校があり、学校帰りの高校生が制服を着て通り過ぎていくその足元には、黄色く揺れる水仙が今でも目に浮かんできます。これが私のイギリスの春のイメージです。

 水仙は英語で‘narcissus’ですが、ラッパ水仙には‘daffodil’という名が付けられています。
その当時、私がイギリスで買って読んでいた本にラッパ水仙の描写があります。日本でもベストセラーとなった『ソフィーの世界』の英語訳で、タイトルはそのままズバリ『Sophie's World』という本です。


It was early May. In some of the gardens the fruit trees were encircled with dense clusters of daffodills.・・・It was extraordinary how everything burst forth at this time of year! What made this great mass of green vegetation come welling up from the dead earth as soon as it got warm and the last traces of snow disappeared?

<五月になってまだ日も浅く、あちこちの庭ではラッパ水仙が果樹の根元にびっしりとよりそうように咲いていた。・・・この季節、何もかもが芽吹き、いっせいに伸びはじめる。どうして暖かくなって根雪が消えると、死に絶えたような大地から緑の葉っぱや草が湧き出すのだろう? 『ソフィーの世界』 NHK出版より抜粋>


 『ソフィーの世界』の舞台は北欧のノルウェー。緯度が高いこの国では5月は早春のようです。日本では3月~4月に当たるのでしょうか。
イギリスで春を迎えて以来、何故かラッパ水仙‘daffodil’は、私にとって春を告げる花になっています。


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