Thursday, April 19, 2007

アドレス移転のお知らせ

Lingua Akademeia Business Report は、本日より以下のアドレスへ移転致しました。

http://lingua-akademeia.seesaa.net/

引き続き、どうぞ宜しくお願い致します!

Monday, April 16, 2007

映画『ホリデイ』を観て...

 昨日、映画『ホリデイ』を観てきました。オリジナル・タイトルもそのままズバリ『The Holiday』です。今月上旬には結構テレビでCMが流れていましたので、ご存知の方も多いと思いますが、キャメロン・デアス、ケイト・ウィンスレット、そしてジュード・ロウが出演している映画です。メインキャストが皆、私のお気に入りの役者さんだったので、それぞれがどんな風に関わり合いながら演じてくれるのだろうかとワクワクしていました。
 それに私、ジュード・ロウのファンなんです。数年前に彼がニコール・キッドマンと共演した『コールド マウンテン』をオーストラリア人の同僚と一緒に見に行ったのですが、彼女がジュード・ロウを画面に観るなり「ねえ、彼って素敵ね!セクシーだし!」と私に耳打ちしてきました。私も同感で、大きく頷いたのを覚えています。

 さて、この『ホリデイ』ですが、キャメロン・デアス演じるアメリカ、ロサンジェルス在住のアマンダと、ケイト・ウィンスレット演じるイギリス、サリー(ロンドン郊外)在住のアイリスが、ホーム・エクスチェンジ(Home-Exchange)をすることに... 条件の合う者同士が休暇中に家も車も交換する、それがホーム・エクスチェンジ! そして、お互い失恋を癒す2週間の休暇だったのに、お互いに新たな恋が生まれてしまうというハッピーエンドなラブコメディです。

 舞台はアメリカとイギリスだったわけですが、ケイト・ウィンスレットもジュード・ロウもイギリス出身で、この映画の中でもイギリス人を演じているにも拘らず、いわゆる典型的なイギリス英語を話していないのは、やはりハリウッド映画だからでしょうか。

 ロスに着いたアイリスは、ひょんなことから近くに住む90歳の元脚本家のアーサーと知り合いになり、ディナーを一緒にするシーンがあります。アイリスは失恋して休暇でロスにやってきたことを告げると、アーサーはアイリスを振った相手に対してこう言っていました。

 「He is schmuck.」

 確か、テロップには「彼はまぬけだよ。」と出ていたように思います。あまり字幕を観ていないので定かではないのですが... 

 実は、この‘schmuck’(シュマック)という言葉は、偶然にもその週のビジネスマン対象の実践英会話クラスで取り上げた言葉だったのです。私にとってはとてもタイムリーな言葉でしたが、アメリカではよく使われるスラングらしいので、きっと他の映画などでも頻繁に登場している言葉かもしれませんね。‘schmuck’は「馬鹿者、まぬけ」という意味です。
 この言葉はイディッシュ語(Yiddish)というヘブライ語から影響を受けた、ドイツ語の方言の1つで、東欧のユダヤ人が話す言葉だそうです。20世紀中にイディッシュ語を話す数十万人がアメリカに移住したことから、スラングとして自然に定着したようです。
 
 ちなみに、そのほかのメジャーになったイディッシュ語もご紹介しておきましょう。

  schlep(シュレップ): のろのろ動く;うろつく;ぶらぶらする(around)
                苦労して運んだり引きずったりすること
                まぬけ, どじな男

  klutz(クラッツ):不器用な人, どじ


 「The Holiday」は、生きた英語を学ぶには映画を観るのがいちばんなんじゃないか、と実感させられた作品でした。仕事と思って映画を観ているわけでは無いのですが、いつの間にか『これは授業で取り上げてみよう』とか『今度はこれを教材にしよう』なんて考えながら映画を観ていたりするわけです。これってもう職業病ですね!
 そんな私から最後に一言。生活レベルの語彙や表現を身に付けるには、ラブコメディがお勧めです!シナリオ本も入手し易いですし、セリフを暗記するぐらい何度も映画を観れば、絶対自分のものになりますよ!

 
 ↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。

にほんブログ村 英語ブログへ

Sunday, April 08, 2007

about Easter (イースターについて)

                         
 先日、アメリカから小包が届きました。送り主はこのブログでも度々ご登場頂いている アメリカ在住のお友達からでした。

 いそいそと開けてみると、中身はイースターエッグに見立てたチョコレートや可愛らしいヒヨコのお菓子たちです。  日本ではあまり手に入らないものばかりで、思わず何枚も写真を撮ってしまいました! ひとつひとつクローズアップして撮った写真もアップしてみました。特に、ヒヨコのお菓子が愛らしい...


 さて今年2007年のイースターは、本日4月8日だったわけですが、クリスチャンでもない限り殆どの方はご存知無かったのではないでしょうか?

 Easter(イースター)とは、イエス・キリストが人間の罪を背負い十字架にかけられて亡くなった3日後に甦ったことを祝う復活祭です。

 クリスマスやバレンタイン、ハロウィンなどのイベントに比べて、イースターは全く日本に定着していないように思えるのですが...

 実は今日、私は横浜に行っていたのですが、イースターのディスプレイがされているショーウィンドーなどひとつも見かけません。もちろん街中で、イースターの「イ」の字も聞きません。

 いつもこの時期になると、「どうしてイースターは日本ではあまり馴染みがないのだろう」とずっと不思議に思っていたので、今回は私の独断でその秘密に迫りたいと思います。イースターは、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と定められている為、毎年日付が変わります。つまり実際には、3月22日から4月25日の間のいずれかの日曜日となるわけです。


■原因その1 
  毎年、日付が変わる移動祝祭日であるため、そのような慣習がない日本では定着しづらいのではないか?
 
■原因その2
  ちょうど日本の年度切り替えの繁忙期に当たり、行事として定着しないのではないか?

■原因その3
  イエス・キリストの復活を祝うという宗教色が強いコンセプトが、日本人には受け入れがたいのではないか?
  これがクリスマスやバレンタインのように、聖人たちの誕生日を家族や友人たちと一緒に祝うという慣習があると、「和を以って尊しとなす」日本人にとっては一気に受け入れ易くなるのではないでしょうか?


 さて、私の独断と偏見?!はいかがでしたでしょうか? 「これぞ!」というようなご意見がありましたら、是非教えて下さい!イースターの知名度の無さとは反対に、カボチャで作るジャコランタンやお化けがトレードマークのハロウィンがどうしてあんなに人気があるのかしら?何故かイースターとハロウィンを比べていつも頭を抱えている私です。ある特定の行事や慣習に対する人気の秘密は、人間心理を見抜かなくては答えを導き出せないような気がします。



↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。

にほんブログ村 英語ブログへ

Monday, April 02, 2007

花の名前

 4月ですね!今年ほど春を実感している年は今まで無かったような気がします。と言うのも、基本的に私は春が嫌いだったからです。秋のようなスカッとした天候が好きな私には、春の暖かさはモヤモヤした感じでどうもすっきりしないのです。『春はボヤボヤした感じで、嫌い。』なんて言っていたくらいでした。

 NPOで起業して初めての春を迎え、今年は私なりに春を満喫しています。多分、会社勤めをしていた時と違って、時間にゆとりが出来たからだと思います。今までは季節の移ろいにかなり鈍感でした。否、そんな気持ちになれなかったという方が正しいかもしれません。

 つい最近まで桜の開花予想でマスコミ各社がかなりヒートアップしていましたが、そのお陰で桜の花に注目するようになりました。場所にもよると思いますが、私がよく観ている千波湖の桜はよく咲いているもので3分咲きといったところでしょうか。携帯カメラで桜の花を撮影している方の姿もよく見かけるようになりました。

 日本人にとって桜はきっと特別な花なのでしょうね。パッと咲いて、パッと散る。そこには『終わりの美学』があるように思います。武士道にも通じる潔さなのでしょうか... 
 
 せっかく桜の話をしてきたので、桜に関する英単語をいくつかご紹介させて頂きます。桜はもちろん英語で ‘cherry blossom’ ですが、では花見時は何というのでしょう。答えは ‘the cherry blossom season’ です。お花見 ‘flower viewing’ には、花見酒 ‘sake drunk under the cherry blossoms’ は欠かせませんね!



 さて、小学生クラスでは、好きなものを『I like ... 』で表現するというアクティビティを遣っていたので、花の名前を教えてそれらを使って好きな花を英語で答えて貰おうとしたのですが、男の子が多いクラスでは案の定全く乗ってきません。反対に、女の子だけのクラスでは前屈みになって絵カードを食い入るように眺めながら、英語で何と言うのか私の声に聞き入っていました。

 花の名前と言われて、「桜、菊、バラ...」くらいしか出てこない男性は多いのではないでしょうか。花の名前をスラスラと言える男性って素敵ですよね。是非、ウチの教室の男の子たちには英語でも花の名前をスマートに言えるカッコイイ男性になって欲しいと密かに企んでいるのですが... 道のりはまだまだ遠いようです。


 今回子供たちに教えた英語の花の名前は以下のようなものです。

 桜: cherry blossom
 タンポポ: dandelion
 水仙: narcissus
 ヒヤシンス: hyacinth
 シクラメン: cyclamen
 すずらん: lily of the valley
 スイートピー: sweet pea
 カーネーション: carnation
 朝顔: morning glory
 コスモス: cosmos
 チューリップ: tulip
 あじさい: hydrangea
 百合: lily
 ひまわり: sunflower
 バラ: rose
 パンジー: pansy
 菊: chrysanthemum

 
 子供たちはタンポポの英語名 ‘dandelion’ を ‘dandy lion (ダンディ・ライオン)’ だと勘違いして大笑いしていました。きっと彼らは、タンポポだけは絶対に忘れないでしょうね。


 
 ↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。

にほんブログ村 英語ブログへ
 

Saturday, March 24, 2007

英会話と受験英語の融合

 当法人が主催する語学スクール‘寺子屋’は、今週で今年度のレッスンは終了しました。振替レッスンやプライベートレッスンなどが来週もいくつかはございますが... 
 来年度は4月の第2週からスタートです!学校のお休みに合わせて、春休みと冬休みは休講にさせて頂いています。

 実はこの春休みを利用して、本日より某塾で春期講習にて英語を担当させて頂くことになりました。英会話スクールと塾では、教え方も、目的も、全く違います。英会話スクールでは英語を使ったコミュニケーションを重視するのに対し、塾ではコミュニケーションよりは文法重視で読み書き中心の授業になるわけです。同じ英語と言えども、対極にあると言っても過言ではありません。

 私はずっと英会話スクールの英会話と塾の受験英語との融合を考えてきました。それを可能にするのが、このブログでもずっとお話してきたTEEメソッドだと考えているのですが、‘寺子屋’は英会話スクールであるために受験対策というイメージがなく、受講生の殆どは、小学生か社会人です。私自身のクラスでは英会話と受験英語との融合を実践する機会に恵まれずにおりました。

 しかし、今回ある塾でそのお話をさせて頂いたところ、面白いと思って頂けたようで、早速、春期講習のお話を頂きました。しかも、私がいつも教えているように、指示も英語で行ってもいいと言うのです!塾長曰く『先生の好きなように遣って下さい。』とニコニコ笑っていらっしゃいました。

 ということで、私の好きなように遣らせて頂きました。今回は新中学1年生が担当ということで、初回の今日はテキストではアルファベットの書き取りからスタートでした。でも、普通に遣ったんじゃつまらない。そこで、TEEメソッドの構成要素の1つであるPhonics(フォニックス)でアルファベットを読むところから始めました。
 やはり、Phonicsでアルファベットを教えているところって少ないんですね!今日の生徒たちは英会話スクールや塾で英語を勉強してきた子供たちばかり。しかし、誰一人としてPhonicsを知らなかったのです。
 『いい。今からみんなに魔法を教えるよ!Phonicsを知っていれば、単語が読めるようになるよ!』と、私は彼らの注意を引きました。
 
 そして、Phonicsでアルファベットを読む練習をした後、いくつかの単語を黒板に書き、Phonicsで読んで貰ったのです。すると、どうでしょう。
 『わあ~!』『凄い!』『読める!』
 彼らから口々に驚きの声が挙がりました。彼らの目が輝き出した瞬間でした。

 授業が終わって教務室に戻ると、隣りの席の先生が『子供たち、乗ってましたね!楽しそうでしたよ。』と話し掛けてきてくれました。塾長も『いい感じだったね。』と言って下さいました。

 Phonicsは是非学校でも取り入れて頂きたいアクティビティです!今日の子供たちのあの驚きと興奮を目の前にしたら、先生方のパラダイム転換が起こるはずです!今日のこの出来事は、今後の教員研修でお話させて頂こうと思っています。


 
 ↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。

にほんブログ村 英語ブログへ

Tuesday, March 20, 2007

Meanings of colors <色の意味> 第二弾!

 前回のメールで書いたように今回は『Meaning of colors : 色の意味』の第二弾です。前回のメールを読んでくれたアメリカ在住のお友達よりメールが届きました。そこにどうして子供の服は、男の子が‘blue’、女の子が‘pink’というような慣習があるのかを垣間見ることが出来ました。

 まずは、彼女が送ってくれたコラムをお読み下さい。

  Since all babies look alike, boys are usually dressed in blue and girls in pink simply to identify the sex. In ancient times, girl babies were regarded as inferior to boy babies, so the color blue, which was believed to have the power to ward off evil sprits, was reserved exclusively for the boys. The color pink was introduced for baby girls in accordance with a legendary European tradition that suggested girls were born inside a pink rose.

 <赤ちゃんは皆同じように見えるから、男の子は大抵‘blue’を着せられ、女の子は‘pink’を着せられるというのは、単に性別を見分けるためです。昔は女の赤ちゃんは男の赤ちゃんより劣っていると見なされていたので、悪魔を寄せ付けないパワーを持つと信じられてきた‘blue’という色は、独占的に男の子のためのものでした。女の子はピンクの薔薇の中から生まれたという、伝説上のヨーロッパの言い伝えの通り、‘pink’という色は女の赤ちゃんのものだと伝えられています。>


 なるほど、元々の意味はこんなところにあるのかもしれません。でも、‘blue’に悪魔よけのような意味があったとは知りませんでした。それに、女の子はピンクの薔薇から生まれたなんていう言い伝えがあるなんて、とってもロマンティックですね。

 ‘blue’といえば、ブルースカイというように清々しいイメージをお持ちの方も多いと思います。また反対に、『気分がブルーになる』とか『ブルーデー』という言葉が存在するように気分が落ち込むような時に使われる色でもあります。
 英語で『気分がブルーになる』は‘feel blue’と言いますし、『ブルーデー』もそのまま‘bule day’です。どちらも英語から日本語に取り入れられた言葉ですね!
 
 世界中で「幸福」を表す色として挙げられるのは‘pink’だそうです。ドイツの哲学者ルドルフ・シュナイターは『色彩の本質』という色彩論で‘pink’を「生命を象徴する色」としています。日本に於ける「ピンク映画」などのような‘erotic’な意味はありません。英語では‘blue movie’がそれに当たります。



 ↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。

にほんブログ村 英語ブログへ

 

Saturday, March 10, 2007

Meanings of colors <色の意味>

 ブログの更新をもっとマメにしたいと思うのですが、なかなか時間が取れず、また、私の場合は英語ネタしか話題にしないということもあり、ネタ探しも結構大変だったりします。・・・というわけで、1週間に1度という感じで落ち着いてしまっています。頻繁にチェックして下さっている方、ホントに申し訳ありません!

 さて、気を取り直して、レッスンの話です。使用しているテキストに、「blue and pink aren't children's clothing colors all around the world (青とピンクは世界中で子供の服の色ってわけじゃない)」というタイトルで、色について話し合うアクティビティがあります。
 
 What are the meanings of different colors in your culture?
 <あなたの文化に於ける別な色の意味は?>

 ↑上の質問から、フリートーキングをスタートです。このアクティビティの趣旨は、生徒さん方に『日本文化に於ける色が持つ意味』について自由に語って頂きたいということだったのですが... 

 「いきなりそう言われても...」といった感じで、あまりピンと来ないようです。まあ、確かに日本文化独自の色の解釈や意味って言われても難しかったかもしれませんね。また、それを他の文化と比べてどうこうって言うのも、かなりハードルが高かったと反省しました。
 そこで、私が事前に用意していた資料を配布して、それを読んで頂きながら、色を用いたイディオムや便利な表現などを紹介しました。「へぇ~!」って感じで、結構楽しめるので、ここでもご紹介します。

 まず、Purple<紫>ですが、例えば聖徳太子が制定した冠位十二階では紫が最高位の色でしたし、平安時代は貴族に珍重された色だったように、この色は、高貴、気高いというイメージを持っています。偶然にも英語でも同じような意味があるのをご存知でしたか?

 He was born in (to) the purple.
 <彼は貴族の出身である。>

 be born in (to) the purple
 (文語)帝王(王侯貴族)の家に生まれる、非常な特権階級にある
  ※プログレッシグ英和中辞典より抜粋

 かつて紫は日本でもイギリスでも高貴な意味があったというのはとても興味深い話です。現代では、そのようなイメージはもうないのかもしれません。私は紫が好きなのですが、生徒さんに「先生は紫が好きなんですか?紫が好きな人って、嫉妬深いって言いますけど...」なんて言われてしまいました。

 Green<緑>は、植物のイメージで世界共通なのではないかと思います。
 植物を育てるのが上手な人に「You have green fingers. 」と言うと、「あなたは園芸の才能がある」という意味になります。
 以前、オーストラリア人の同僚が「My sister has green fingers. But all my plants withered and died, so I have black fingers! 」と言って皆を笑わせていました。実は「I have black fingers.」という慣用句は存在しません。妹は植物を育てるのが上手いから緑の指を持っているけど、僕はみんな枯らしちゃうから黒い指を持ってる、と言って皆を笑わせたわけです。「green」に対して、「black」を使ってジョークを言ったんですね。
 ちなみに、イギリス英語では「green fingers」と言い、アメリカ英語では「fingers」の代わりに「thumb:親指」を用いて「green thumb」と言うようです。 オーストラリアは基本的にイギリス英語がベースとなっていますので、彼は「green fingers」と言ったのです。

 さて、他にもいくつかGreenを用いた表現をご紹介したいと思います。
   a green eye : 嫉妬深い目
  be green with envy ( jealousy) : ねたみ(嫉妬)でうらやんでいる
  a green hand : 未熟者
   green in experience : 経験の浅い
 
 英語圏では、嫉妬深いのは紫ではなく、緑なんですね!

 この分だとエンドレスになりそうなので、今日はこの辺で終わりにします。本当はテキストのタイトルにあったように、BlueとPinkにも触れたかったので、次回に廻すことにします。乞うご期待♪

 
 ↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。

にほんブログ村 英語ブログへ

Friday, March 02, 2007

美容院での英会話

 早いものですねぇ~、もう3月です!
 先程、久々にホームページを更新しました。今回は、このブログでも何度もご紹介させて頂いているNKH文化センター水戸支社で4月から開講する講座、『ローマの休日』オードリースタイル英会話の紹介を、NKH文化センター水戸支社のホームページとリンクさせてご案内しています。ご興味がある方は、以下のNKH文化センター水戸支社のリンクをご覧下さい↓

 http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_445541.html


 さて、前回のブログを見たアメリカ在住の友人から『洋服の柄の話が面白かった』とのメールを頂きました。そのメールの中で、美容院でどんな風にするか伝えるのが難しいと書かれていました。それは語学的な問題というよりも、流行や技術の違いが大きいのではないかと思うのです。

 私は髪はいつもショートカットなので、少なくとも1ヶ月に1度は美容室に行かないと、気持ちが悪いのです。私がヨーロッパで暮らしていた時は、いつも美容院で苦労していました。どう言えば思った通りに切って貰えるか、いつも頭を悩ませていました。イギリスでは、日本でも有名なサロンに行ったこともあります。でも、満足いくような仕上がりではないうえに、シャンプーで髪が濡れたままカットされ、半乾きのまま、スタイリングもされず、放り出されました... 

 一般的に、日本人の髪質は欧米人のそれに比べ、硬くて直毛、おまけに量が多いといわれますね。私の髪は正にこれ!...ということで、以下の言葉は欠かせません。

 「髪を鋤いてください。」
 
 実はこれが問題でした。欧米人にとって「髪を鋤く」っていう観念が存在しないようなのです。元々髪が薄くて細い彼らにとって、「髪を短くすること」=「長さを短くすること」で、髪を鋤いて量を調整するということは加味されていないようなのです。しかも、「髪を鋤く」という言葉を辞書で捜してみても、適当な言葉が出てきません。そこで、当時私がどのように美容師さんにリクエストしていたかというと...

 「My hair is so thick. Could you make it thin, especially around these parts.」
 (私の髪ってホントに量が多いので、特にここら辺を薄くして欲しいんですが)

 というような事を言っていたような気がします。でも、元々髪を薄くするっていう概念も技術も殆どないのですから、私が期待するような仕上がりにはならず、美容師さんもどうしたらよいか分からない様子でした。最終的には美容院に行くことは諦めて、鋤きバサミを買ってきて、自分で切り始めました。私はイギリスとフランスに住んでいましたが、どちらも美容院事情は同じでした。

 どうやら私の髪は、欧米の美容師さん泣かせのようです。やはり、日本人には日本人の髪質を知り抜いた日本人の美容師さんがいちばんなのでしょうね!
 

 
 ↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。
 
にほんブログ村 英語ブログへ

Friday, February 23, 2007

ルイ・ヴィトンのモノグラム

 只今、大人のクラスでは衣服について学んでいます。ここで問題になるのが『Pattern Cloth』です。そう、いわゆる『柄物』ってヤツですね!ちなみに、ウチのお教室で使っているテキストは、ロングマン社の‘SIDE by SIDE’Book 1です。開講して初年度なので、ウチの大人の英会話クラスは皆このBook1から始めています。
 
 洋服などの柄模様をいくつ英語で言うことができますか? いざそう言われると、結構難しいのではないかと思います。実際に、授業で取り上げた柄物を以下に挙げてみましょう。

 polka dot ・・・ 水玉模様(ごく普通の大きさのもの)
 coin dot ・・・ polka dot より大きな水玉模様
 pin dot ・・・ polka dot より小さな水玉模様
 striped pattern ・・・ 縞柄
 striped ・・・ 縞の
 flower pattern (floral design) ・・・ 花模様
 paisly ・・・ ペーズリー
 check ・・・ 格子柄
 checked ・・・ チェックの
 tartan ・・・ タータンチェック
 hound's tooth check ・・・ 千鳥格子


 英語で柄モノが言えるようになったら、以下のようにファッションアイテムと一緒に使いましょう!

 ★ a polka dot skirt・・・水玉のスカート
 ★ a striped dress / a dress with a striped pattern・・・ストライプのドレス
 ★ a checked shirt・・・チェックのシャツ
 ★ a curtain with flower pattern・・・花模様のカーテン


 このようにテキストでは取り上げられていないPattern Cloth も授業でたくさん紹介させて頂きました。そして不意に先日ラジオで耳にしたことを思い出しました。
 それは、ルイ・ヴィトンのモノグラム!!  焦げ茶と茶色の市松模様!
 そう、バックやお財布なんかでよく見かけるあの模様です!
 実は、あの有名なモノグラムは日本の市松模様をヒントに生まれたものだったというのです!19世紀末のパリ博で日本から出展されたモノから、インスピレーションを貰ったものだとか・・・。なるほど、今でも日本人に圧倒的な支持を受けている理由は、私たちがそこに日本人としてのアイデンティティを見い出せたからかもしれません。
 英語で市松模様は、ckeckred pattern(チェックレッド・パターン)といいます。市松模様の由来について調べてみると、江戸中期に歌舞伎役者佐野川市松がこの模様の袴を着たことから一般に広まったということでした。江戸時代の円熟した町民文化が芸術の都パリで花開いたというわけです。きっと19世紀のフランス人たちにとって、粋で斬新なデザインだったことでしょう。なにしろ彼らにとって「粋」(esprit:エスプリ)はもっとも大切なことのひとつでしょうから。


 【注】本文中で話題にされているルイ・ヴィトンの市松模様は「モノグラム」ではなく、「ダミエ」というものでした。訂正させて頂きます。


↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。

にほんブログ村 英語ブログへ

Saturday, February 17, 2007

春よ、来い!

 最近、語学スクール‘寺子屋mito’の体験レッスン希望者が何名もいらして下さっております。特に2月に入ってからは、新しいクラスがスタートしたり、お問い合わせも沢山頂いています!来月から受講を開始される生徒さんのご予約も何名も承っております。

 本当に嬉しい限りなのですが、やはり春を感じるからなのでしょうか? 
 春って何か新しいことを始めたくなる季節ですよね♪

 今日はいつもの美容室に行って来ました。水戸市泉町にある美容室 Hair Clear は、私がパンフレットやチラシを置かせて頂いている美容室です。待合席のソファーの前に置かれているローテーブルの上という特等席に、ウチのパンフレットとチラシを設置して下さっているのです。
 いつも担当して下さっている美容師さんが私の髪を切り始めるや否や、「あ、そういえば、最近お客さんが何人もチラシ持って帰ってますよ。」と言われました。髪を洗ってもらっていた時も、アシスタントの女の子から「チラシを持っていったお客さんが、レッスンはDr. Linguaさんに教えてもらえるのかしらって気にされてましたよ。私、Dr. Linguaさんがいらしたら、聞いておきますねって言ったんですけど。」と言われたばかりだったのです。
 今までもチラシは置かせて頂いていたけれど、何人も持って帰っているって話はあまり聞かなかっただけに、私にとってはかなり嬉しい驚きでした。

 4月からはNHK水戸文化センターにて、“『ローマの休日』オードリー・スタイル英会話”がスタートします!2月25日(日)にNHK文化センターにおける来年度の講座案内が新聞折込みで近隣市町村に配布されるとの事です。私の講座は新規なので、第一面に私の写真付きで掲載されるそうです。機会があれば是非ご覧になって下さいね!そして出来れば、講座にお申込み頂ければ嬉しく思います。
 
 そして公民館での子供の英会話クラスもスタートすることになりました。公民館で実施させて頂くクラスは、スペース的に限界があるウチの教室のレッスンとは違って、身体を使ったアクティビティが出来そうでとても楽しみです!

 4月からは忙しくなりそうです。いい春を迎えられたらいいな...そう思っています。その為にも、語学修得において、少しでも皆様のお役に立てるよう、気持ちを新たに精進して参ります!私にできることは、それしかありませんから・・・


 ↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。

にほんブログ村 英語ブログへ
 

Wednesday, February 07, 2007

イギリスの春とラッパ水仙‘daffodil’

 最近、週に1回のペースで実家に帰っています。両親も私も水戸市内に住んでいるのですが、水戸市の東端と西端という具合に離れてしまっているので、『行こう!』と思わなければなかなか行かなかったりするわけです。先週末の夕方実家に帰ると、母が『ほら。今年初めて咲いた水仙。庭に咲いていたから、あなたにあげようと思って取っておいたの。』と言って、新聞紙に包んだ一握りのラッパ水仙を手渡してくれました。今年は例年に無い暖冬の為か、2月にいくつか咲き始めたようです。

 水仙を見ると、何故か私はイギリスでボランティアをしていた頃を懐かしく思い出します。もう10年以上前のことです。当時私はノーサンプトンに程近いWillingbrough(ウィリンバラ)という小さな町の身障者施設で住み込みのボランティアをしていました。その施設の前の通りには、数え切れない程のラッパ水仙が植えられていて、通りの両側を黄色く染めていました。近くには高校があり、学校帰りの高校生が制服を着て通り過ぎていくその足元には、黄色く揺れる水仙が今でも目に浮かんできます。これが私のイギリスの春のイメージです。

 水仙は英語で‘narcissus’ですが、ラッパ水仙には‘daffodil’という名が付けられています。
その当時、私がイギリスで買って読んでいた本にラッパ水仙の描写があります。日本でもベストセラーとなった『ソフィーの世界』の英語訳で、タイトルはそのままズバリ『Sophie's World』という本です。


It was early May. In some of the gardens the fruit trees were encircled with dense clusters of daffodills.・・・It was extraordinary how everything burst forth at this time of year! What made this great mass of green vegetation come welling up from the dead earth as soon as it got warm and the last traces of snow disappeared?

<五月になってまだ日も浅く、あちこちの庭ではラッパ水仙が果樹の根元にびっしりとよりそうように咲いていた。・・・この季節、何もかもが芽吹き、いっせいに伸びはじめる。どうして暖かくなって根雪が消えると、死に絶えたような大地から緑の葉っぱや草が湧き出すのだろう? 『ソフィーの世界』 NHK出版より抜粋>


 『ソフィーの世界』の舞台は北欧のノルウェー。緯度が高いこの国では5月は早春のようです。日本では3月~4月に当たるのでしょうか。
イギリスで春を迎えて以来、何故かラッパ水仙‘daffodil’は、私にとって春を告げる花になっています。


↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。

にほんブログ村 英語ブログへ

Monday, January 29, 2007

イメージ

 イメージ戦略という言葉がありますが、これって良くも悪しくもイメージが与える影響力がモノを言うということでしょうか。

 先日、六本木ヒルズに行った際に、いつもお土産を頂いている方々にと、クッキーのお土産を買いました。六本木ヒルズのクッキーのお土産なんて、いかにも『おのぼりさん』かしら...なんて思いながら、お土産をお渡ししました。

 すると、「海外に行かれたんですか?」という質問が...。どうしてそんな質問をされたのか分からず、「えっ?六本木ヒルズだけど...。どうして?」と尋ねると、「お土産のパッケージがいかにも外国って感じだし、それに Dr. Lingua さんだから...!」って言うではありませんか。

 改めてそのクッキーのパッケージを見直すと、六本木ヒルズの展望台から見える景色や夜景の写真で一杯のパッケージでした。六本木ヒルズの文字は何処にも無く、確かに外国の風景に見えないことも無いのですが、写真には東京タワーが写っている物もあります。

 「だって、これ東京タワーよ。気付かなかったの?」と更に尋ねると、「Dr. Lingua さんだから、アメリカにでも行ったのかと思って...」とそこにいた皆が口を揃えるのです。私はただただ呆気に取られてしまいました。

 私のイメージが先行したってことでしょうか。私、アメリカには行ったこともないのですが...。一体、私はどんな風に見られているのかとちょっと可笑しくなりました。私は欧米人には「ヨーロピアンだね」と言われて来ました。服装や雰囲気がヨーロッパ風なのだそうです。私は自分の感性に合うものをチョイスしているだけなんですが。


 イメージと言えば、アルファベットで書かれたTシャツやトレーナーって多いですよね。なんとなくカッコイイっていうイメージ買いだと思うのですが、その意味まで分かって買われていらっしゃる方ってどれくらいいらっしゃるのでしょうか?

 先日、子供用のブルゾンに書かれた横文字を読んでくれと頼まれたのですが、そこには‘Tous les calecons’と書かれていました。フランス語で『全てのズボン』という意味。何故、ブルゾンに『全てのズボン』と書かれているのか疑問が残りました。

 それで思い出したのが、フランス語の生徒さんとの話。彼女は、娘さんのために可愛いベビー服を見付けて、同じシリーズで何枚か購入されたらしいのですが、ご自宅に帰って、そこに書かれているフランス語の意味を調べて愕然とされたとの事でした。

 tete en l'air.
 こう書かれていたそうなのです。フランス語で「tete」は「頭」、「l'air」は「空気」を意味しますが、tete en l'air で「軽はずみな人」というような意味になるのです。

 このような現象は、なんとなく横文字がカッコイイっていうイメージが先行しているからでしょうね。反対に欧米人は漢字がクールだと言いますね。意味が分からない日本語のTシャツや、漢字のタトゥーなんかを良く見かけます。日本では横文字カッコイイ、欧米では漢字がクールっていうのは、なんだか不思議な感じです。あくまで意味が分からなくてもカッコイイっていうイメージが大切ってことでしょうか。


 ↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。

にほんブログ村 英語ブログへ

Monday, January 22, 2007

Thank you for your beautiful English!

 早いもので、今年ももう3週間も過ぎてしまったんですね。その間、2回しかブログを更新しておりませんでした。本当に申し訳ありません。

 さて、今日は先週末に遭遇した出来事をご紹介したいと思います。ショッピング・モールで外国人のご夫人の方がキョロキョロと辺りを見回していました。私と目が合った彼女は、『エイゴ、エイゴ!』と言われるのです。多分、『英語を話しますか?』と言いたかったのでしょうね。

 そこで、私が『何かお探しですか? (What are you looking for?)』と英語でお聞きすると、彼女は一瞬何を言われているのか分からないように、固まってしまったのです。それから、やっと事態を把握したように『映画館があるはずなんだけど、何処だったかしら?』と英語で答えました。
 
 『Thank you for your beautiful English!』
 映画館の場所を説明し終えた時、彼女はこう言ってにっこり。‘beautiful English’なんて言われて、つい嬉しくなってしまった私は『It's my pleasure!』と応えて、お互いに笑顔で手を振って別れました。


 ある意味でこの出会いは、現在の日本を象徴する出来事だったのではないかと思うのです。私が英語で話し掛けた時、あの外国人のご婦人は私が英語で話し掛けるとは思ってもいなかったのではないでしょうか。だから、一瞬何が起こったか分からないように、固まってしまったのではないでしょうか。

 日本人が英語を話すことが期待されていない、または、日本人は英語が話せないものとして見られていることに、現在の日本人の英語力を垣間見たような気がします。

 ちなみに、私が‘どういたしまして’という意味で言った『It's my pleasure!』は、直訳では‘それは私の楽しみよ’という意味になりますが、語学を仕事にしている私にとっては思わず口から出た言葉でした。The pleasure is mine.』などと言うこともできます。



↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。

にほんブログ村 英語ブログへ
 

Friday, January 12, 2007

サバイバル仏語 <Survivant Francaise>

 明けましておめでとうございます!
 Happy New Year!
 Bonne Annee!


 年末年始と何かと慌しく過ごしておりました。私の仕事始めは1月9日、そうつい3日前です。今年はフランス語の授業からお仕事を始めさせて頂きました。実は、当法人にはフランス語に関するお問い合わせが結構多いのです。年末年始にかけては、英語よりフランス語のレッスンに関する質問やご訪問が多かったほどです。

 昨日もフランス語のプライベートレッスンをご希望の方と、レッスン内容についてご相談させて頂きました。何でもご主人のフランス赴任が決まったとのことで、生活に役立つフランス語を修得したいというご希望でした。出発までの期間は3ヶ月! 
 どのようなレッスンにしようか色々構想はあるのですが、難しいフレーズばかりだと覚えようという意欲も無くなるものです。しかも、私たちの日常生活でフランス語に触れる機会は皆無といって良いでしょう。やはりシンプルで、単語を変えれば色々なシチュエーションで使えるパターン化したものがいいですね。

 そこで、私がご提案したいプログラムは、題して『Survivant Francais 』(スーヴィーヴァン・フランセ)です。英語で言うと‘Survival French’、つまり、サバイバル仏語っていうところでしょうか。


 どういうことかというと...

 「~をお願いします」 ~, s'il vous plat. (~,スィル ヴ プレ)

 この表現は、例えばカフェで「Un cafe, s'il vous plat.」と言えば、「コーヒーをお願いします。」という意味になりますし、またホテルのフロントで「Votre nom, s'il vous plat.」と言われれば、「あなたのお名前をお願いします」ということになります。また、郵便局を探していて道行く人に「La post,s'il vous plat.」と言えば、「郵便局お願いします。(郵便局は何処ですか?)」という意味にもなるのです。
 フランス語には他にもこのような便利な表現がいくつかあるので、それらを中心にプログラムをカスタマイズしていくつもりです。このプログラムが今後定番になるように、練って練って仕上げます!

 サバイバル仏語『Survivant Francais』はフランス旅行には最適ですよ!今年、フランス旅行を計画していらっしゃる方は是非ご連絡下さい。通じた時の喜びは格別ですよ。


 今回は英語ではなく、仏語になってしまいましたが...
↓ブログランキングに参加しています。共感して頂けましたら、クリックをお願い致します。

にほんブログ村 英語ブログへ