Thursday, April 19, 2007
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Monday, April 16, 2007
映画『ホリデイ』を観て...
それに私、ジュード・ロウのファンなんです。数年前に彼がニコール・キッドマンと共演した『コールド マウンテン』をオーストラリア人の同僚と一緒に見に行ったのですが、彼女がジュード・ロウを画面に観るなり「ねえ、彼って素敵ね!セクシーだし!」と私に耳打ちしてきました。私も同感で、大きく頷いたのを覚えています。
さて、この『ホリデイ』ですが、キャメロン・デアス演じるアメリカ、ロサンジェルス在住のアマンダと、ケイト・ウィンスレット演じるイギリス、サリー(ロンドン郊外)在住のアイリスが、ホーム・エクスチェンジ(Home-Exchange)をすることに... 条件の合う者同士が休暇中に家も車も交換する、それがホーム・エクスチェンジ! そして、お互い失恋を癒す2週間の休暇だったのに、お互いに新たな恋が生まれてしまうというハッピーエンドなラブコメディです。
舞台はアメリカとイギリスだったわけですが、ケイト・ウィンスレットもジュード・ロウもイギリス出身で、この映画の中でもイギリス人を演じているにも拘らず、いわゆる典型的なイギリス英語を話していないのは、やはりハリウッド映画だからでしょうか。
ロスに着いたアイリスは、ひょんなことから近くに住む90歳の元脚本家のアーサーと知り合いになり、ディナーを一緒にするシーンがあります。アイリスは失恋して休暇でロスにやってきたことを告げると、アーサーはアイリスを振った相手に対してこう言っていました。
「He is schmuck.」
確か、テロップには「彼はまぬけだよ。」と出ていたように思います。あまり字幕を観ていないので定かではないのですが...
実は、この‘schmuck’(シュマック)という言葉は、偶然にもその週のビジネスマン対象の実践英会話クラスで取り上げた言葉だったのです。私にとってはとてもタイムリーな言葉でしたが、アメリカではよく使われるスラングらしいので、きっと他の映画などでも頻繁に登場している言葉かもしれませんね。‘schmuck’は「馬鹿者、まぬけ」という意味です。
この言葉はイディッシュ語(Yiddish)というヘブライ語から影響を受けた、ドイツ語の方言の1つで、東欧のユダヤ人が話す言葉だそうです。20世紀中にイディッシュ語を話す数十万人がアメリカに移住したことから、スラングとして自然に定着したようです。
ちなみに、そのほかのメジャーになったイディッシュ語もご紹介しておきましょう。
schlep(シュレップ): のろのろ動く;うろつく;ぶらぶらする(around)
苦労して運んだり引きずったりすること
まぬけ, どじな男
klutz(クラッツ):不器用な人, どじ
「The Holiday」は、生きた英語を学ぶには映画を観るのがいちばんなんじゃないか、と実感させられた作品でした。仕事と思って映画を観ているわけでは無いのですが、いつの間にか『これは授業で取り上げてみよう』とか『今度はこれを教材にしよう』なんて考えながら映画を観ていたりするわけです。これってもう職業病ですね!
そんな私から最後に一言。生活レベルの語彙や表現を身に付けるには、ラブコメディがお勧めです!シナリオ本も入手し易いですし、セリフを暗記するぐらい何度も映画を観れば、絶対自分のものになりますよ!
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Sunday, April 08, 2007
about Easter (イースターについて)
先日、アメリカから小包が届きました。送り主はこのブログでも度々ご登場頂いている アメリカ在住のお友達からでした。
いそいそと開けてみると、中身はイースターエッグに見立てたチョコレートや可愛らしいヒヨコのお菓子たちです。 日本ではあまり手に入らないものばかりで、思わず何枚も写真を撮ってしまいました! ひとつひとつクローズアップして撮った写真もアップしてみました。特に、ヒヨコのお菓子が愛らしい...
さて今年2007年のイースターは、本日4月8日だったわけですが、クリスチャンでもない限り殆どの方はご存知無かったのではないでしょうか?
Easter(イースター)とは、イエス・キリストが人間の罪を背負い十字架にかけられて亡くなった3日後に甦ったことを祝う復活祭です。
クリスマスやバレンタイン、ハロウィンなどのイベントに比べて、イースターは全く日本に定着していないように思えるのですが...
実は今日、私は横浜に行っていたのですが、イースターのディスプレイがされているショーウィンドーなどひとつも見かけません。もちろん街中で、イースターの「イ」の字も聞きません。
いつもこの時期になると、「どうしてイースターは日本ではあまり馴染みがないのだろう」とずっと不思議に思っていたので、今回は私の独断でその秘密に迫りたいと思います。イースターは、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と定められている為、毎年日付が変わります。つまり実際には、3月22日から4月25日の間のいずれかの日曜日となるわけです。
■原因その1
毎年、日付が変わる移動祝祭日であるため、そのような慣習がない日本では定着しづらいのではないか?
■原因その2
ちょうど日本の年度切り替えの繁忙期に当たり、行事として定着しないのではないか?
■原因その3
イエス・キリストの復活を祝うという宗教色が強いコンセプトが、日本人には受け入れがたいのではないか?
これがクリスマスやバレンタインのように、聖人たちの誕生日を家族や友人たちと一緒に祝うという慣習があると、「和を以って尊しとなす」日本人にとっては一気に受け入れ易くなるのではないでしょうか?
さて、私の独断と偏見?!はいかがでしたでしょうか? 「これぞ!」というようなご意見がありましたら、是非教えて下さい!イースターの知名度の無さとは反対に、カボチャで作るジャコランタンやお化けがトレードマークのハロウィンがどうしてあんなに人気があるのかしら?何故かイースターとハロウィンを比べていつも頭を抱えている私です。ある特定の行事や慣習に対する人気の秘密は、人間心理を見抜かなくては答えを導き出せないような気がします。
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Monday, April 02, 2007
花の名前
NPOで起業して初めての春を迎え、今年は私なりに春を満喫しています。多分、会社勤めをしていた時と違って、時間にゆとりが出来たからだと思います。今までは季節の移ろいにかなり鈍感でした。否、そんな気持ちになれなかったという方が正しいかもしれません。
つい最近まで桜の開花予想でマスコミ各社がかなりヒートアップしていましたが、そのお陰で桜の花に注目するようになりました。場所にもよると思いますが、私がよく観ている千波湖の桜はよく咲いているもので3分咲きといったところでしょうか。携帯カメラで桜の花を撮影している方の姿もよく見かけるようになりました。
日本人にとって桜はきっと特別な花なのでしょうね。パッと咲いて、パッと散る。そこには『終わりの美学』があるように思います。武士道にも通じる潔さなのでしょうか...
せっかく桜の話をしてきたので、桜に関する英単語をいくつかご紹介させて頂きます。桜はもちろん英語で ‘cherry blossom’ ですが、では花見時は何というのでしょう。答えは ‘the cherry blossom season’ です。お花見 ‘flower viewing’ には、花見酒 ‘sake drunk under the cherry blossoms’ は欠かせませんね!
さて、小学生クラスでは、好きなものを『I like ... 』で表現するというアクティビティを遣っていたので、花の名前を教えてそれらを使って好きな花を英語で答えて貰おうとしたのですが、男の子が多いクラスでは案の定全く乗ってきません。反対に、女の子だけのクラスでは前屈みになって絵カードを食い入るように眺めながら、英語で何と言うのか私の声に聞き入っていました。
花の名前と言われて、「桜、菊、バラ...」くらいしか出てこない男性は多いのではないでしょうか。花の名前をスラスラと言える男性って素敵ですよね。是非、ウチの教室の男の子たちには英語でも花の名前をスマートに言えるカッコイイ男性になって欲しいと密かに企んでいるのですが... 道のりはまだまだ遠いようです。
今回子供たちに教えた英語の花の名前は以下のようなものです。
桜: cherry blossom
タンポポ: dandelion
水仙: narcissus
ヒヤシンス: hyacinth
シクラメン: cyclamen
すずらん: lily of the valley
スイートピー: sweet pea
カーネーション: carnation
朝顔: morning glory
コスモス: cosmos
チューリップ: tulip
あじさい: hydrangea
百合: lily
ひまわり: sunflower
バラ: rose
パンジー: pansy
菊: chrysanthemum
子供たちはタンポポの英語名 ‘dandelion’ を ‘dandy lion (ダンディ・ライオン)’ だと勘違いして大笑いしていました。きっと彼らは、タンポポだけは絶対に忘れないでしょうね。
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