Saturday, September 23, 2006

茨城新聞に記事が掲載されました。

昨日、9月22日の茨城新聞に、当法人が開催する小学校教員を対象にした『行列のできる小学校英語講座』の記事が掲載されました。
掲載記事はホームページにアップしましたが、こちらからもご覧頂ける様にリンクしました。
http://www16.plala.or.jp/lingua_akademeia/Ibaraki,Sep22,2006.jpg

10月13日より5回シリーズで開催致します。ブログでも何度もご紹介して参りましたが、英語を英語で教えるTEEメソッドを実践するための講座です。こうお話しすると、「ペラペラと英語を話さないといけないんじゃないか・・・」と不安になる方も多いかと存じますが、決してそんなことはありません。小学生に分かるように英語で英語を教えるためには、中学校程度の簡単な英単語とシンプルな表現があれば充分なのです。

先程、NHKの『英語でしゃべらナイト』を観ていましたら、今回は名古屋特集ということで、私が以前より注目していた南山大学助教授のDavid Barker氏のクラスが放映されました。
このクラス、日本語は一切禁止!例え日本人同士でも、この教室内では日本語を話すことは出来ません。生徒たちの英会話力の高さにその成果が現れています。
大学生ともなれば、話題は政治、経済など多岐に渡るため、中学校程度の英単語で全てを表現するわけにはいきませんが、私が提唱するTEEメソッドのコンセプトは正にこれです!
日頃から自分が言いたいことを英語で言ってみる練習をすること、そして、失敗を恐れないこと。
多くの人たちが「日常英会話ぐらいは話せるようになりたい」と言われますが、日常英会話は中学校レベルの英単語で殆どカバーできます。TEEメソッドでは、皆が苦手意識を抱かないように中学校レベルの英単語を使用して授業を行い、牽いては日常英会話を小中学校でマスターしようとするプログラムなのです。

ご興味がございましたら、是非、この『行列のできる小学校英語講座』にお申し込み下さい。
多くの方々のご参加をお待ちしております。



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Wednesday, September 20, 2006

「The Book of Tea (茶の本)」

ここ数日、また暑さがぶり返していますが、体調管理はいかがですか?

今日は購入したばかりの「The Book of Tea」のお話をしたいと思います。そうです、岡倉天心の「茶の本」です。この本は、今年でなんと刊行100周年だそうです!今から100年も前に流暢な英語を操り、日本と西洋の美意識を欧米に向けて発信していたことに驚かされます。

もう8年ほど前になります。当時、私はフランスのリヨンに留学中でした。日本から遊びにやって来た妹と南仏を旅行しようと言うことになり、地中海まで南下する途中で、ゴッホの所縁の地アルルに立ち寄り、一泊することにしました。一日あればゆっくり観光できるほどのとても小さな街です。
ゴッホが入院していた精神病院の中庭を見学し、その近くのカフェでお茶を飲んでいた時、目の前の本屋のウィンドウに飾られた本の「Le Livre du The」というタイトルが目に飛び込んできました。「The Book of Tea」(茶の本)のフランス語訳でした。どうしてこんなところにこんな本が...と驚いたのを思い出します。観光客で溢れるこの小さな街で、奇しくも日本人の本を見付けるなんて。しかも、岡倉天心は茨城に所縁のある人物です。晩年は北茨城市の五浦で過ごされることも多かったとか。

The Book of Tea」を手に取った時、あの夏のアルルの青空とオレンジ色の町並みが蘇って来ました。あの時どうしてあの本を買わなかったのか... 


1906年ニューヨークで出版されるや否や、瞬く間に全米のベストセラーになった「The Book of Tea(茶の本 )」は、ヨーロッパにもその評判が伝わり、独訳(1922)仏訳(1927)が出版されたそうです。
新渡戸稲造の「武士道 Bushido」とともに、当時の欧米の知識層が日本人の価値観を理解する重要な手がかりとされたようです。

海外生活経験者の多くは、海外で改めて日本文化の素晴らしさに気付くといいます。 実は、私もそのひとりです。お習字は多くのフランス人に喜んで頂きましたし、着物の着付けも役に立ちました。
共通語としての英語の習得も大切ですが、もうひとつ何か日本の伝統文化を身に付けていることで、日本人としての誇りとアンデンティティが生まれるように思います。


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Thursday, September 14, 2006

教師=エンターテイナー

一週間振りにブログをアップします。
最近、何かとバタバタしていて、気が付いたら一週間も経ってしまっていました。

私は朝が苦手です。その為かどうか分かりませんが、Night owl(夜型)傾向ではあります。
朝から爽やかに目覚めるMorning bird(朝型)になりたいと憧れているのですが... 

なぜそんな話から始まったかというと、昨夜というか本日早くというか、夜中の1時30頃に友人から電話があり、「今、TV付けてみて!英語のマジシャンって言われている先生の番組が放送されているから。」というのです。

それはNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組の再放送でした。主役は田尻悟郎先生。島根県の公立中学校に勤めている英語教師であり、ニューズウィーク誌の「世界のカリスマ教師100人」の一人に選ばれています。また、英語教育界の最高峰の栄誉であるパーマー賞も受賞しています。

この番組の中で、田尻先生が言われた2つの言葉が心に残っています。

教師=エンターテイナー

熟さない実は摘み取らない

私自身、授業中はいつもエンターテイナーであることをモットーとしてきました。そうでなければ、生徒たちの注意を引き、興味を持って貰うことは出来ません。教える側は、本来誰もが持っている語学の可能性を、引き出す工夫が必要です。それは、子供たちに「英語を勉強している」と感じさせず、英語を使って楽しく遊んでいる...と思わせるトリックが大切。そして、いつの間にか英語を体得していたというのが理想です。

先日、私の生徒の一人、中学一年生の男の子が「学校でも先生みたいに教えてくれればいいのに!」と言い、「学校の授業は面白くない。」と愚痴っていました。

私の生徒たちは、毎週レッスンを楽しみにしてくれているようです。お母様方曰く『英語が面白くてしょうがないって言うんですよ』とのこと。 過日、小学校で行われた先生方の研修でも、私の小学生3,4年生のクラスのビデオをお見せしたのですが、その楽しそうな様子に、会場からは『子供たち、本当に楽しそうですね!多少、騒いでいても、子供たちが生き生きしているのがいちばんですよ。』との声が挙がりました。

そうなんです。私のクラスでは、子供たちは大人しく黙って授業をうけているわけではありません。みんな身を乗り出して授業に臨んでいるし、子供たちも一番先に答えようと懸命なので、よく言えばかなり活気のある、ある意味エキサイティングなクラスと言えるでしょう。何より子供たちの目がキラキラしています。

私はむしろ、子供たちが大人しく黙って座っている方が不自然と思っています。


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Wednesday, September 06, 2006

日常生活の英語表現 <歯磨き編>

朝夕が涼しくなってきました。秋ですね。
今週になってやっと体調が戻ってきました。この涼しさが心地よく感じられます。

先週はずっと体調不良で殆ど仕事をしていなかった為、只今、仕事が山積み状態です。どれから手を付ければ良いのか、暫し放心状態... しかし、いつまでもそうもしていられません。無理しない程度に、少しずつ仕事のペースをアップさせなくては。

...ということで、今日は久々に教育委員会へ報告書を持って、夏休み中に実施した『行列のできる語学教育支援講座』のご報告にお伺いしました。これまで当法人で実施した講演会や講座は全てビデオ収録をしてきました。この映像をDVDにして実施校と教育委員会へお渡しさせて頂きました。

今日は理事のひとりが彼の英語本コレクションの中から、数冊を持ってきてくれました。最初に私が手に取ったのは『イラストでわかる日常生活の英語表現』という本でした。著者はローレンス・J・ジウァイヤー氏で、IBCパブリッシングから出ています。

この本の面白いところは、私たちが毎日行っている行動を場面ごとに纏め、細かい動作の一つ一つを全て説明しているところです。例えば、歯磨きの場面を挙げてみると...

I run some water over my toothbrush.
私は歯ブラシに水を少したらします。

I squeeze toothpaste onto my toothbrush.
歯ブラシの上に歯磨き粉を絞り出します。

I move my toothbrush up and down...
歯ブラシを上下に動かしたり、

and back and forth.
左右に動かしたりします。

To rinse my mouth, I take some water...
口をすすぐには、水を少しふくみ、

swish it back and forth in my mouth...
口の中でクチュクチュと前後に動かし、

...and spit it into the sink.
洗面台に吐きます。

こんな具合です。かなり細かな描写ですが、面白いと思いませんか?私たちが英会話ができないことのひとつには、このような日常生活を英語で表現できないからではないかと私は思っています。しかも、使っている単語は難しいものはありません。シュッシュッのような擬態語を表す「swish」は普段聞きなれない単語ではありますが。

ここまで詳細に英語で話せなくてもコミュニケーションは取れるでしょうが、もしこんな風に表現できたら、外国人に対して構えずにいられるのではないでしょうか。痒い所に手が届くこんな表現を自由に使えたら、会話がもっと広がると思いませんか。


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Saturday, September 02, 2006

ハンカチ王子は、‘Handkerchief Prince’?! 

今日、たまたまお昼のニュースを見る機会がありました。
話題は日米親善高校野球です。只今タイムリーな早稲田実業の斉藤投手の話でモチキリ。

アメリカのスカウトマンも斉藤投手にかなり注目していたようです。
スカウトマンからこんな言葉が聞かれました。

He is an effective pitcher.
彼は実力ある投手だね。

インタビュアーが観客にマイクを向ければ、品のいいアメリカン・マダムからは斉藤君について以下のようなコメントが...

American Lady:Handkerchief prince, right?
アメリカン・マダム:ハンカチ王子でしょ?

Interviewer: How do you know that?
インタビュアー: どうしてご存知なんですか?

American Lady: I've been watching him. He is very handsome.
アメリカン・マダム: ずっと彼を見てきたんだもの。彼ってとてもハンサムよね。


このマダム、かなりの親日家だと思われます。
でも、マスコミの力って凄いですね!
「ハンカチ王子」は名実共に海を越えたんですね!



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