Saturday, August 26, 2006

英語は早ければいいの?

NPO法人 Lingua Akademeia を設立して、昨日で丁度4ヶ月でした。語学スクールとして英語だけではなく、フランス語の教室もあります。しかし、生徒さんは皆、英語クラスの受講生ばかりでした。

そして昨日、やっと、フランス語体験の方お二人をお迎えすることになりました。
レッスンはフランス語だけを学ぶのではなく、フランスの文化なども織り交ぜながら、進めさせて頂きました。「こんな風な授業なら挫折せずに出来そう。」と仰って頂き、和やかな雰囲気で楽しくレッスンが終わりました。

その後も、語学の話に花が咲き、いつの間にか話題は子供の英語教育の話に...
私が「当法人では早期英語教育はお勧めしていないんですよ。日本語で覚えていないことは、英語でも覚えられません。例えば、美しい景色を見て『幻想的』だと思わなければ、『fantastic』という言葉は絶対に口を突いて出て来ることはありません。ウチの教室の子供たちは、同じ年のお子さんが8年間もかかってたどり着くレベルまで、たった3、4ヶ月で到達してしまうんです。小学生から初めても決して遅くないんですよ。」とお話しすると、

「なるほどねぇ。今聞いていて、水泳と同じだなって思ったんです」とお一人の方が言われるのです。「私は以前、スイミングのコーチをしていたことがあったんですが、よく幼児スイミングってあるじゃないですか、水に親しむっていう意味ではいいと思うんですが、早くから遣れば上手に泳げるってわけではないんですよね。早く上手に泳ぐためには筋肉が必要なんです。まだ育ってない内から遣ってもダメなんです。」

このお話をとても興味深く聞かせて頂きました。英語教育もそうだと思います。足りない筋肉を養うことが大事です。英語教育における筋肉とは、母国語をしっかり身に付けることではないでしょうか?


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