イメージ戦略という言葉がありますが、これって良くも悪しくもイメージが与える影響力がモノを言うということでしょうか。
先日、六本木ヒルズに行った際に、いつもお土産を頂いている方々にと、クッキーのお土産を買いました。六本木ヒルズのクッキーのお土産なんて、いかにも『おのぼりさん』かしら...なんて思いながら、お土産をお渡ししました。
すると、「海外に行かれたんですか?」という質問が...。どうしてそんな質問をされたのか分からず、「えっ?六本木ヒルズだけど...。どうして?」と尋ねると、「お土産のパッケージがいかにも外国って感じだし、それに Dr. Lingua さんだから...!」って言うではありませんか。
改めてそのクッキーのパッケージを見直すと、六本木ヒルズの展望台から見える景色や夜景の写真で一杯のパッケージでした。六本木ヒルズの文字は何処にも無く、確かに外国の風景に見えないことも無いのですが、写真には東京タワーが写っている物もあります。
「だって、これ東京タワーよ。気付かなかったの?」と更に尋ねると、「Dr. Lingua さんだから、アメリカにでも行ったのかと思って...」とそこにいた皆が口を揃えるのです。私はただただ呆気に取られてしまいました。
私のイメージが先行したってことでしょうか。私、アメリカには行ったこともないのですが...。一体、私はどんな風に見られているのかとちょっと可笑しくなりました。私は欧米人には「ヨーロピアンだね」と言われて来ました。服装や雰囲気がヨーロッパ風なのだそうです。私は自分の感性に合うものをチョイスしているだけなんですが。
イメージと言えば、アルファベットで書かれたTシャツやトレーナーって多いですよね。なんとなくカッコイイっていうイメージ買いだと思うのですが、その意味まで分かって買われていらっしゃる方ってどれくらいいらっしゃるのでしょうか?
先日、子供用のブルゾンに書かれた横文字を読んでくれと頼まれたのですが、そこには‘Tous les calecons’と書かれていました。フランス語で『全てのズボン』という意味。何故、ブルゾンに『全てのズボン』と書かれているのか疑問が残りました。
それで思い出したのが、フランス語の生徒さんとの話。彼女は、娘さんのために可愛いベビー服を見付けて、同じシリーズで何枚か購入されたらしいのですが、ご自宅に帰って、そこに書かれているフランス語の意味を調べて愕然とされたとの事でした。
tete en l'air.
こう書かれていたそうなのです。フランス語で「tete」は「頭」、「l'air」は「空気」を意味しますが、tete en l'air で「軽はずみな人」というような意味になるのです。
このような現象は、なんとなく横文字がカッコイイっていうイメージが先行しているからでしょうね。反対に欧米人は漢字がクールだと言いますね。意味が分からない日本語のTシャツや、漢字のタトゥーなんかを良く見かけます。日本では横文字カッコイイ、欧米では漢字がクールっていうのは、なんだか不思議な感じです。あくまで意味が分からなくてもカッコイイっていうイメージが大切ってことでしょうか。
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Monday, January 29, 2007
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4 comments:
昔の人が「早く春が来て欲しい」という願いを込めて設定した2月4日の「立春」という暦は、今地球温暖化のせいで、名ばかりでなく、現実のもののとなってきているようです。この時期に咲くラッパ水仙は嬉しいようで、かなり怖いですね。
すいません。上記のコメントを入れた者ですが、本当は「イギリスとラッパ水仙」のところに入れるつもりが間違えてしまいました。申し訳ない。
ついでなので、この回にもコメントを入れますが、外国人が「缶詰」とか「葡萄」とか日本人から見て意味の分からない漢字が書いているTシャツを着ているのを見るのは微笑ましいですよね。どうでもいいコメントですいません。
コメント書き込んで頂いてありがとうございます。昨年の8月からブログを始めたのですが、コメントを頂いたのは、今回が初めてです!呼んで頂いてありがとうございます。
昨日、デトロイトに住むお友達からメールが届き、なんと-20度という極寒だそうです。それでも地元の人たちに言わせると、去年より暖かいとか...
また遊びに来てくださいね!お待ちしております♪
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